このブログを検索

2009年2月6日金曜日

マクドナルドは何故売れる?

本の題名になりそうですね?!昨日の弊社スタッフへの私の問いです。

今朝の日経新聞に東京ディズニーランドの来場者増加と日本マクドナルドの過去最高益の話が別々に掲載されており、キィワードとして「巣篭もり」「近い安い」があると論評されていました。

これが私の授業のレポート課題なら30点です。全く掘り下げていませーん!!

それなら、「何故他のもっと安いハンバーガーチェーンや大阪のUSJは苦戦しているの?」

まず、ディズニーランドです。第一にチケットの分類がUSJと違います。USJでは12歳以上を大人のく くりとしているの対し、TDKでは12才から17才を大人より1000円近く安く設定しています。この世代は大人と行くケースとは別に友達と訪れることが多いからです。別の消費が促されます。さらに、新しいアトラクション、施設の設置などハード面での拡充も見過ごせません。

一方、マクドナルドは総店舗数が3000店を超え24時間店舗数でも1000店を越えています。そして業界2位のモスフードが総店舗1400店なのでその差歴然です。高価格のモスは別としても他のチェーン店と比べても特別に安いかというとそうでもありません。逆にレギュラーメニューなら他の店舗のほうが安い場合だってあります。しかし、圧倒的に違うのはメニュー数です。高額になる商品から、100円の商品まで、幅も密度も高いです。そして、もう一つ地域別料金体系を取っている点です。東京と青森では値段が違うのです。知っていましたか?

マクドナルドの場合、タイミングが悪くて失敗した60円バーガーがあり、業界2位のモスが高価格をやめられないという全体の構造が後押ししている部分もあり、今のような戦略が生じたという結果オーライな面も歪めませんが・・・・・・

いずれも単に安いから、近いからといった理由では説明しきれません。結局のところ、消費者が納得する商品を提供しているということなのです。

池の上を優雅に泳ぐ水鳥の足は、一生懸命漕いでいるのです!!!

コインの裏側を見よ!!です。

R&R BIS規制

昨日Sパパの講演でも「たぶんにアングロサクソン式のやり方で押し付けられたBIS規制」というくだりがありましたが、私もこのBIS規制はそもそも欧米のFRBのようなところは、国家機関と独立した集合体であり、一部のロックフェラー、モルガン、ロスチャイルドなどが実は通貨の発行権を握っているとしている苫米地英人氏の主張に通ずる感がします。

この苫米地氏は私と同年で、同窓のU氏とも高校も同じです。彼の父親は興銀の常務でしたし、祖父は米国三菱商事の社長をやっていたので、Sパパもご存知かもしれません。

このBIS規制が実はやっかいなしろもので、途中をはしょって言えば、このBIS規制がサブプライムローンを生み出した原初かも知れないのです。

Sパパが皆さん頭のどこかに「スタグフレーションという物価上昇と景気悪化という最悪のシナリオを残しておいて下さい」確かにその通りです。

膨張するヨーロッパ、そしてポンドがユーロに統合される時どのような結末が待っているのでしよう。ロックフェラーはロスチャイルドの風下にいるつもりはないと言っています。アメリカには通貨発行権があります。中国にはまだまだ拡大する内需があります。対欧州という構図で考えれば、米国は益々中国に近づけ、ドル、元体制の構築に走るはずです。そのとき我が国は韓国同様IMFの管理下に入るのでしょうか?最悪のシナリオはまだまだあるようです。

頑張れK君

昨日、妻がK家のS大に通っているK君が自転車より転倒して、脱臼と肉離れの怪我を負ったと聞きました。ご両親はもさぞ心配でしょうが、私も心配です。

思い返せば、春の選抜、夏の甲子園と、てんでスポーツとは縁の無い我が家を大いに楽しませてくれた当の本人です。私達犬仲間にとっては、他人の子も自分の子もありません。みんなの子です。
小さな頃より知っていますが、本当にいい子なんです。真っ直ぐで、負けず嫌いですが、適度に今風でしなやかです。

肩の脱臼はリハビリが重要です。私のように適当にやると癖になってしまいます。レギュラー争いが熾烈な名門大学ではこの休みは確かに痛く、3週間は当の本人にはとても長く感じられるでしょうが、これも試練です。この試練も決して無駄にならないと信じています。頑張れK君!!!

100年に一度の危機

この頃この言葉を聞くと虫唾が走ります。Sパパ同様、軽々しく口にして欲しくないと思います。そもそも100年の一度かどうかは後世の人が決めることであって当の本人が口にして言う事ではないと思っているからです。桶狭間で勝った信長も、薩長同盟を締結させた坂本竜馬も決して100年に一度の大事とは思っていなかったはずです。

それにこの言葉を使えばなんでも許されると勘違いしている人が多いです。私が最大に恐れる事は先の選挙で郵政民営化は支持されたはずなのに、いつのまにか反故にされ、郵政票という近視的利得にのみうつつをぬかし、結果、総選挙で大敗し、政権奮取した野党が今度は政権を維持できない体たらくで、国際社会から疎んじられる国になってしまうことです。まだ、派閥だ、領袖だといっている政党などぶっ潰してでもこの国を良くしようとする志のある政治が集まるべきです。選挙で落ちたっていいじゃないですか?その時は国民が悪いのですから。

IMFの資料では、韓国が世界で一番最初に回復する国というシナリオがあります。金融危機の影響をほとんど受けてない我が国でないのはすばり政治の安定性に欠けているからです。

夕食 お楽しみ











我が家の夕餉は珍しく外食とあいなりました。市ヶ尾駅至近の「ラジィーズィ」です。ここのインド料理は香辛料がとても利いていて胃が良く動きます。我が家にとってここは絶対なくなって欲しくないお店です。
カレーは海老を使ったカダイプラウンとホウレンソウのカレーです。付け合せに、シシカバーブーとチャッカというヨーグルトと香辛料に漬け込んだタンドリーで焼いたお肉です。野菜もたっぷりです。
夕食後、今日ゲットした「かつ乃」のロールケーキとプリンです。ロールケーキは私はこの軽さが好きですが息子は「堂島ロール」のほうが好きといいます。味と言うのは家族でも意見が分かれるようです。
そうそう、このところかつお節に凝っています。このかつお節は「枕崎産の薩摩型という本枯節」です。
薩摩型というのは、「改良型」と違い生のまま乾燥させるそうで、大変生産量の少ない品物のようです。
かつお節には雄節と雌節というのがあるのは知っていました?ちなみに雄節が上品な味で、雌節はしっかりとした出汁がでるようです。これからはおかかは自分で削ることにします。

世界同時不況とその後  天は二物を与えた?!

Sパパのスターウッズ系列のホテルでの講演会拝聴して参りました。講演内容は「世界同時不況とその後」です。

Sパパは濃いネイビーのストライプのスーツに黄色いネクタイを先日新調された丸い眼鏡と合わせてまさにプロフェッサーそのものでした。会場で一番カッコよかったです。(2番目は私?!)

お話の内容は、マルクス・エンゲルスの共産党宣言に始まり、ポールグルーグマン、落語の花見酒など聴衆の気に入りそうな話題を加えながらレンダーズライアビリティ、格付け機関の責任、行き過ぎた時価会計の問題点など適度に数値分析を交え、緩急を付けた内容で70分の講演を飽きさせることなく終了しました。何よりSパパが実際に観てきた事を説明する訳ですから、こんな実体験に基づいた話は中々ありません。

声も通っていて、時折、瓶のままコーラを口にする姿はなかなか決まっていました。(聴衆の皆様はその理由が欠糖補完など知る良しもなく アメリカンな先生と写っていたことでしょう)

大学の教授というのは、かっこ悪くて話が上手いか、かっこ良くて話が下手かという人が多いのに、かっこ良くて、話が上手いのはまさに「天は二物を与えしもうた」です。これからは、我が家でSパパが話しをする時には、私が胴元となり、有料の講演と致しましょう。

いつもはニコニコと楽しい話題でワインや食事を楽しまれているSパパですが、昨日の講演を聴いて、改めてマクロ、ミクロに常に経済の新しい状況分析をされているSパパのエンタプーライズな一面が伺われました。私たちももっと勉強しなければなりません。

メモを見てきずいたのですが、「伝統的銀行システムとパラレルに発達していた別のシステム」という話が気になりました。グローバル化の特徴として「大きな組織でなく、ここのパラレルに発達したシステムが強力な力を持つ」という話と妙に符合するからです。

我が家で「これからの2つの世界のエンジンは?」という問いに対して妻が「BMWとベンツ」と言ったことは余興です。