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2009年9月7日月曜日

Metz ポピドゥセンター 

パリよりTGVで3時間、東の交通の要衝にこの町があります。

Zからしてドイツに近いことがわかりますが、アルザス・ロレーヌ地方の中心です。

現在、フランスのデザイナーと日本の建築家の伴 茂氏がポンビドゥー・メッセを建築しています。

伴氏によると美術館はヒエラルキーではいけないと、でも美術館の収集自体十分ヒエラルキーではないかしらんと思いますが・・・・・

バリのポンピドゥーを設計したのはリチャード・ロジャースです。ロジャースの作品は工場や宇宙ステーションを思わせる人口物としての美を考えています。

ずっと前にこのロジャースやザッハの日本でのプロデュースを手がける弁護士事務所にお邪魔したことがありますが、全てはバブルで一掃されました。

建築と資本の関係、よく考えてみたいと思います。今は分りません・・・・・・・

あっ、ポンピドゥーの後ろ側にあったアラブのレストラン、美味しかったです。

浮いている?ウイテイル?
qui te qui?どうでもいいのかしらん?

ジョージ・オーウェル

村上春樹氏の「1Q84」が出版されたとき、ジョージ・オーウェルの「1984」が関連しているのではと巷で言われていましたが、あたりまえでしょう。

ジョージ・オーウェルの小説は原文でも読みましたが、全体主義への極端な嫌悪以外、目を見張るものはありませんでした。この点では春樹氏の全体主義=宗教の警鐘とも一致します。しかし、オーウェルの自伝をひも解くと、彼の父性への不信、当時のイギリス社会が見え隠れします。特に植民地であるインドの状況です。

しかし、「オイ 待てよ!それたげ?」という声も聞こえます。そうです、春樹氏はその伏線の混迷に隔てのない世界を想像したのです。時代の渾名は時間です。そして時間の渾名は夢です。

今日も3号線の非常階段を探す私がいました。

慣れとは怖いもの!!

渓流釣りに出かけて自然の良水を飲んだ後、、都会に戻って飲む水道水にはへどがでるけれど暫くすると慣れてしまうという誰ぞの作家の行がありましたが、人間の慣れとは怖いものです。

娘が小学生のころ、事務所にボンタンアメをお土産に持ってくる、四谷荒木町に住む芸者上りの大家さんがいました。お金やその余のことはあとでついてくるとばかりにいつもにこやかに平穏でした。
私とは気が合い、お互いに身構えする必要などまったくありませんでした。

その方がなくなって、(結婚していなかったので兄弟が相続しました)ついだ兄弟の人は正反対で、いつも自分のことばかり考えていました。私はつきあえません。

そんなことがあって十分分っているつもりなのに、今日も自分のことだけを考える人たちに遭遇すると、そのドロドロした嫌悪感が、小滝のように共鳴し、分水嶺から分け落ちる水のように怒りを助長します。

いかん、いかん、そんなことでは、自分に言い聞かせてもこの取り払えない矛盾は静かに澱をつくっていきます。

娘の腰痛

CAの人たちほどではないにしても娘の腰痛は職業病のようです。

中腰でスタジオでも作業し、休日も家で予習するので休む暇がありません。立ちっぱなしの作業は腰にきます。

妻は娘をいたわり、腰をマッサージしています。頑張れC子!!!

明日は娘の好きな手巻き寿司です。娘の誕生日は9月10日なので少し早い家でのお祝いです。

空地 段々




段々が時々「空地」になることがあります。
どこからともなく子供たちが6.7人集まり、犬の周りで遊んでいます。
「おじさんボール投げてもいい?」「いいよ、こっちに投げてね」
こんな会話が弾みます。
急に動きを変えた犬に驚き私の腕にしがみつく子もいます。
他人との関わりは必要です。段々がひととき「空地」になる秋の夕方です。
空は茜色に染まっています。

旧岩崎邸  


財務局合同庁舎のとなりは都立の旧岩崎邸です。遊んでいる訳ではありません。早くついたので写真 をパチリする余裕がありました。
芝生の緑が目に鮮やかです。


このあたりはぐるっと東大のキャンパスが囲んでいます。裏側には建て替えて新しくなった東京大学付属病院が隣接しています。


「鉄門」って本当に「鉄門」なんです。


日曜美術館

NHKの日曜の番組に「日曜美術館」があります。現在の司会は姜尚中さんと中條誠子アナウンサーですが、この初代の大田治子さんは太宰治氏の娘でもあります。

父への複雑な気持ちは彼女の著書で分かりますが、自民党の津島派の津島雄二氏は津島家の婿で請われて政界入りをしたそうです。

私の持論ですが、書物でも、美術でもまず輪郭を掴むことが先決です。詳細は後回しです。ですから、インスピレーションが強いうちにさっと見てしまうのです。そして、色々な情報を仕入れて、整理してさらにもう一回観るのです。今度はじっくりと。そうすると、好き嫌い、ここがこうだったのかと理解させられます。

今、開口健氏と伊丹十三氏のエッセイを併読しています。読書は通読3回目であります。似ているようで似ていない二人の性格がよく分かり、ここぞとばかり膝を叩きたくなります。

リュシュモングループ

ヘネシーやモエドシャンドン、ヴィトンをようするLVMHのようにこのリュシュモングループも多くのブランドを参加にもつグループです。昨日購入したモンブランも相当前にグループに入っていたようです。

以下代表するブランドです

カルティエ - 宝石、スイス製腕時計
ヴァンクリーフ&アーペル - 宝石、腕時計等
ピアジェ - 宝石、腕時計
ヴァシュロン・コンスタンタン - スイス製腕時計
A.ランゲ&ゾーネ - ザクセン州製腕時計
ジャガー・ルクルト - スイス製腕時計
オフィチーネ・パネライ - イタリアブランドのスイス製腕時計
インターナショナル・ウォッチ・カンパニー - スイス製腕時計
ボーム&メルシエ - スイス製腕時計(一部輸入部品)
モンブラン - ドイツ製筆記具
ダンヒル - 服飾
ランセル - 服飾
クロエ - 服飾
ジェームズ・パーディー(James Purdey and Sons ) - 服飾
モンテグラッパ(Montegrappa ) - イタリア製筆記具

このリュシュモンは南アフリカのヨハン・ルバートによって1988年に設立されたとのことです。
ブランドの歴史は古くても、統括しこの会社はつい最近のことです。日本ではそんなことはありませんが、海外ではパリでもミラノでも東洋人だと思うとあっても売ってくれないのです。そう、ヨーロッパは持つべき人が持ち、持つべきでない人は持ってはならないのです。私は万年筆のみ所有しています。

朝焼け 白露


娘の誕生日になると季節が入れ替わります。24年前妻が長女の出産で入院したときまだ夏の名残でしたが、出産して退院の頃には上着が必要となっていました。


今日は二十四節季のひとつ「白露」です。


東の太陽はすでに夏の日差しではありません。


昨日はよく眠れました。おかげで疲れも取れました。自律神経が少し回復したようです。