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2009年11月12日木曜日

うれしい心遣い 銀杏のまな板 絵馬 


今建築をお願いしている。Sカンパニーさんが偶然にも息子の母校である筑波大付属駒場中学・高等学校のロッカールームの改修工事を行ったそうです。その工事の際、どうしても伐採しなければならなかった銀杏の大木でまな板絵馬を生徒と先生にプレゼントしたとのことです。いちょうは抗菌作用があります。
これは嬉しい贈り物です。あの銀杏には生徒と先生もそして父兄も思い出があります。私にとっても体育祭で息子が相撲に出場した折、銀杏の緑が優しく日陰を作ってくれた樹です。


捨てられてしまえばただのゴミです。こうして生き返ると思い出が強くなります。嬉しい心遣いです。


(写真は実物ではありません アシカラズ!!)

10歩さがって でも注意します

10歩さがっての心持なので何事も多少は大目に見ます。お互い様だからです。しかし、2回、3回となるとやはり怒るのではなく注意しなければなりません。

我が社と契約しているPという空中権の会社が1か月の短期で映画製作のためのスタッフの休憩場所として提供しています。女優さんには若くして演技はのA・Yさんや息子の好きな三谷幸喜さんの作品に多く登場するベテランのT・Kさんがパテシェで登場するなど、素敵な出演者ばかりでそれはそれで全然良いんです。

しかし、出演者とは関係ないのですが、照明会社の大型トラックがコインパーキング出入庫の邪魔をしたり、駐車場にゴミを置くなどモラルに欠いた行動が目に余ります。

あくまで注意です。本来注意されなくても自らの行為が潔いかどうかオシハカラレルベキなんですが・・・・何故なら彼ら裏方も出演者と繋がっているからです。彼らの顔に泥を塗ることになるのですから。

EATALY 代官山











アドレスの前にあるプロムナードに大型イタリア食材のお店「EATALY」です。

名前は戴けませんが店内には見たこともないパスタやトマトソースの種類です。圧巻なのはワインの種類。イタリアの色々な州のワインが積み上げられています。


めずらしいぶどうの品種もあります。こうなると買いたい衝動は抑えられません。買ってから徒歩できていたことに気づきましたがもう遅しです。

手に一杯の荷物をかかえ汗をかきながらオフィスに戻りました。


それにしてもこのシュールな炭酸飲料飲まずに飾っておきます。

旧 朝倉家住宅
















イタリア食材のお店まで歩いていく途中にある旧朝倉家住宅です。越前の朝倉氏とは直接の関係は分かりませんが、ヒルサイドテラスのオーナーの朝倉家の先代が建てた住宅が一般公開されています。


本日は無料公開日ラッキーでした。(拝観料は100円です)


杉の間は使用されている杉が全て板目になっています。かなりの財力が偲ばれます。当時のガラスは歪んでいてそれが逆に温かみを感じさせます。スリガラスのデザインなど見事です。



日本家屋はこのように決して暗くありません。中と外、ガラスと紙が光を調節します。



それにしてもヒルサイドテラスのすぐ裏手にこのような空間があるのですから・・・・・



ちょいとお得な気分の寄り道です。何分ディレッタントなものですから・・・・・・・・

お洒落   「私にとって」


私はSパパのようにお洒落ではありまん。Sパパは超お洒落上級者です。何故なら普通は年代物を着るとどこか可笑しくなるのですが、Sパパは見事に調和しています。この調和させることが上級者なのです。

かつて三国連太郎氏がハリスツイードのJKを着て、パパスの宣伝に出ていた頃、憧れて若気のいたりで購入したのですが、その当時全く似合わなかったことがあります。


ただひとつ気を付けているのは全身ビシッときめないことです。全身エルメスとかグッチとか、はたまたどこかの元選手のように全身ヴェルサーチとか、これじゃブランドが歩いているようでかっこいいとは思えないのです。(本当はそれを購入する予算もないのですけど・・・)


私にとってのお洒落は言うなれば不完全さを残すといことでしょうか?・・・・例えばロタのフラノのシルバーグレイのパンツに何でもない紺のウールブレザーを合わせ、シャツはバルバのボタンダウンというような感じです。


たからこの前お見せしたツイードとホームスパンのJKなど無名の安物なのです。Sパパが思っているような高級品ではありません。しかしながら合わせる靴にはちと拘ります。国産ですがバックスキンでも張りのある素材で、細い靴紐で黒の色も違います。まあこんなところです。


バッグも中々良いダレスバッグに出会えません。荷物が多いので小さいスマートなバッグは無理なのです。前回買ったモンブランは現在修理補強中ですし、良いなと思って見た写真の三陽山長大峡製鞄のコラボモデルの黒(在庫はなかったのですが)内張りもあり、価格満足度大(以前伊勢丹でスウェイン&アドニーにオーダーした鞄など半年も掛かって値段も倍以上、内張りもありません)なのですが留め金が「金」なのです。


ということでしばらくは重い味気のないTUMIで我慢します。


Debussy 丸山眞男著作集


今朝食を済ませベートーヴェンでなくドビィシーを聞きながら丸山眞男氏を思い出しました。


ドビィシーとは全く関連はないのだけれど彼は退官後、好きなクラシック三昧の生活だったことを思い出したのであります。


彼についての評価は様々であり、吉本隆明氏の「上空的飛行的思考」と批判したりされたことはつとに有名ですが、戦後日本の思想界の巨人であることは変わりません。


私が好きなのは彼が好んで使っていたというdilettante=好事という言葉です。これは専門家よりより軽やかに素人として色々なことに興味を持つというような意味です。私にぴったりです。


私たちが青春の頃発刊された「赤ずきんちゃん気をつけて」の思想家が丸山眞男だっとという説はかなり有力のようです。そして政治家の江田五月氏も丸山ゼミの卒業生と聞き及んでいます。
台風一過ではない今日の雨上がり、鈍色の空にドビッシーの「月の光」が似合います。