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2010年2月16日火曜日

ザッポスの奇跡  フレッド・ラルクヘルド  シマンテック社

ザッポスという企業を皆さん知っていますか?アマゾンが買収した企業とか靴のネット通販の雄ということだけではありません。グーグルと同様に「企業文化」を大切にしている企業なのです。

今この商品を売る」ということに固執していないのです。「顧客の感情体験」こそこの企業の売りということです。リッツカールトンホテルのクレドにも通ずるものがあります。

こんなこと分かり切っているよという読者もいるかもしれませんが、私には顧客ロイヤルティの本質をこの本は再確認させてくれます。

さらにこの企業は人事採用のリトマス試験紙があるというのです。その試験紙たる質問は「会社以外で会社の人と食事や遊びに行ったことはありますか?」というものです。

もちろんアメリカでは会社の規定で会社以外の交流を禁止している場合もあり、そういった例を除けば「ノー」といった人は不採用となるというのです。確かにその通りです。私の経験でもオープンマインドでない人は長続きしません。実際のこの会社のCEOはライフワークバランスを否定しています。文字通りの仕事と生活の調和なら良いのでしょうが、どこかの国のように縦割りで仕事と生活を区別するようでは本来の意味から逸脱してしまいます。個人の生活が仕事にも入り込み、仕事も生活に入り込むことはごく普通のはずです。そしてその選択は自らが行っているのです。


以前、私は「うちの会社は偉大なる商店になろう」と社員に言ったことがあります。とてもイメージ的にはこのザッポスが目指している「何屋でもないサービス業」という視点に似ているなと思いました。
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どこかの会社のようにカスタマーサービスの電話を見つけにくいところに隠したり、カスタマーサービス自体有料にしたり、3回までは無料で後は有料としているような企業も多いのが実情ですから、本当に見習うべきです。

会社のスタッフがみんな幸せになれることが会社の目的であると私も同感します。そう会社は幸せの方程式の中における価値を共有できる人間同士の繋がりが求められているのです。私の幸せの方程式の再確認です。

幸福(ハピネス)=.√健康×(人間関係+価値共有の時間)      


ペイン&カンパニーの名誉ディレクターのフレッド・ラルクヘルド氏の書「究極の質問」の中にも、「究極の顧客ロイヤルティとは家族にその会社や商品を薦められるか」ということが書かれていました。

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セキュリティソフトはみんな同じと思っている人がいたら、是非シマンテック社をお薦めします。ソフトについてはエンジニアでないので専門的にはわかりませんが。1ユーザーとしてはオペレーターに繋がる速度も速く、pcの乗せ換えや各種のトラブルにももちろん無償で対応してくれます。そして何より幸せな気分にしてくれます。遠隔操作中に中断しても嫌な対応ではなく真摯に向き合ってくれます。是非お試しください。対応が終わって良い気分にしてくれるのはなかなかあるようでありません。

雪籠りの予定で購入した本をすでに読み終わってしまいました。明日雪が降ったら何しましょうか・・・・・・

独活三昧

テレビの番組でこの大田原で作られている山ウドを見てからどうしても食べたくなり、偶然にも青葉台に新しく出来た明治屋さんに売っていました。

独活は元々うつぎ科の植物です。ウドの大木などと言われますが、その香りの良さは春の味です。

八王子も地下の洞窟を使ったウドの産地ですが、ここ大田原のウドは春から秋にかけて根が大きく張ったものをハウスに植え替えて籾ガラで覆い、暑さ寒さに注意しながらこの春先まで育てるようです。そして最後に少しだけ光を入れて苦味と緑色をつけます。ブランドは「春香うど」です。

まず1品はウドのお刺身です。軽く酢水で色止めして味噌をつけて食します。

2品目はウドのきんぴらです。ウドの皮の部分を使って、新牛蒡と人参を加えます。最後にいりごまを手ひねりして出来上がりです。

3品目はウドの浅漬けです。浅漬けと言っても麺つゆに入れるだけです。

うまい!うまい!みずみずしくてかすかに甘いです。春の食材です。そうそう、穂先は天麩羅にしました。しかし、揚げ油が悪くこれは失敗でした。まあ3勝1敗です。お刺身の横は明方ハムです。懐かしい岐阜の名産です。

使えたもの 使えないもの

ここ数年に購入したもので使えたもの、使えないものを列挙します。あくまで物です。

使えたもの
ワイド画面のVAIOのPCとウィンドウ7
小型の5万円切るエイサーのPC
モンブランの手帳
ノースフェイスのダウン
山陽山長の黒のスウェード靴
BMW525iM

使えなかったもの
ブラックベリー
イーモバイルの端末
モンブランのカバン
パタゴニアのスキーパンツ
小さすぎたさくらのお風呂
一度も使っていないBBQガスコンロ
すぐに壊れてしまったプール
気に入って購入したクックワンのフライパン


使えなかったのは私の勉強不足とご指摘の向きもあろうかと思いますが、如何せん老眼にはBBは辛いのです。モンブランのカバンは収納不足。イーモバイルの端末は遅すぎます。パタゴニアのパンツはSでも大きすぎます。フライパンは下がゴトクに引っ掛かってうまくふれません。プールは1回お役御免です。一番の失敗はさくらとセブ用に作った外のお風呂です。小さすぎました。この失敗が一番高くつきました。でもこうやってさくらは入ってくれるので良しとします。ガスBBQは絶対今年使います。成功より失敗が多いのは普通でしょうか?植木等さんではありませんが、「やってみなけれゃわからないー」のが本当のところです。

一番良かったのは壊れもせず、燃費も落ちず6万5千キロ以上走り続けている525iMかも知れません!!! 

鶏の生姜鍋

我が家の今年の冬の定番「鶏の生姜鍋」です。「激辛鍋」に続くヒットです。
とにかく生姜を大量に入れるのでポッカポカに体が温まります。この料理のヒントは女性シェフの五十嵐美幸さんのレシピを私風にアレンジしました。

作り方

★寸同鍋にたっぷりお湯に生姜大1個をすりおろし、半分はそのまま、半分は生姜汁だけを入れて鶏の手羽、手羽元などを入れ煮る
★お酒を加えて鶏肉が空気に触れないようにして3灰汁をとりながら水を足しながらグラグラ煮る 1.2時間
★あとはお好みで葱、シイタケ、白菜、生姜大2個(汁)を食べる前に入れ塩コショウで味を調える

このお鍋の締めは、さっと茹でた中華めんをいれ、鶏そばにして食べるのが通です!!
本当に体が温まります!!是非お試しあれ!!個人的には八幡製麺所の麺が好みです。

オープンソース  "FREE" クリス・アンダーソン

ロングテール」で知られるクリス・アンダーソンの新著です。

無料がお金を生むとはまさにネット時代のそのものです。この本、実は全文ネットで読むことが出来るようにしたらしいです。私は買って読みましたけど。

これはネット時代の知財の将来も示唆しています。オープンソースの重要性、可能性を述べています。

そうこうやって私がブログを書いていることは無料な訳です。しかし、実際にはアメリカ、カナダ、チリ、イタリア、フランス、イギリス、エジプト、オーストラリア、ニュージーランド、シンガポール、インドネシア、台湾、韓国そしてこの日本の15国の人が閲覧しているのです。

そう時代は"FREE"かも知れません。

The Tragedy of Commons 「牧草地の悲劇」

皆さんは「牧草地の悲劇」または「共有地の悲劇」という言葉を知っていますか?

知的財産権の議論ではしばしば引き合いに出されます。

これは街の真ん中に共有の牧草地を作って皆が放牧すると、自身の牧草地では食べ過ぎて草がなくならないように注意するが、共有地では自分が食べさせなければ他人が食べさせるので、我先に皆が食べさせ、結果的に食べ物が枯渇するというものです。

鳩山さんがやろうとしている子供手当も財源なくして行おうとしています。まさにこのことが日本の国民性に由来しているからでしょうか、反対の狼煙があがりません。まさに一番「牧草地の悲劇」を生みやすい国民性なのでしょう。そうリテラシーの欠如です。

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一方、The Tragedy of Anticommonsといのもあります。これは本来共有されるべきものが細分化され私有化され社会にとっての資源の利用を阻害することです。これはまさに知的財産権の問題で取り上げられている現代の問題です。パテントトロールがクロスライセンスのために膨大に私有化されるパテントにより、他が利用できなくなるまさにこの状況下のことです。

朝令暮改  稲盛和夫氏 「アメーバ経営」


このところマスコミや政治家たちの間でも「プレ」は良くないことととして、相手を糾弾するのによく使っています。なんでブレたらあかんの?(ここだけ関西弁です)

事情が変われば、そうじゃない状況の時に発言したものを撤回したり、変更するのはありだと思います。ブレてないとそのまま突っ走るのは「コンコルドの誤謬」そのものです。

一方、JAL再建の旗頭とされた京セラの稲盛和夫さんは偉いと思います。確か、稲盛さんが書かれたアメーバ経営という著書は知り合いの日経新聞ベテラン女性記者の方が助力されたと聞き及びました。私も既読ですが良書です。

話は元に戻して、今回の提携について、国土交通大臣や官僚がデルタ航空との提携を強力に推す中、本人も当初はこの再建案を忠実に実行すれば再建は可能と言っていたその人が、翻ってアメリカン航空との提携に決めたからです。これには拍手したい思いです。

そもそも今回の再建案は国土交通省の思惑は出来る限り、不採算路線を含めて現状維持をすすめようと考えています。さらに、まだ購入してもいない小型機をすでに算出のペースにしているとの噂も漏れ聞かれます。それに対して、金融機関の当局者との話の中で、稲盛さんは気づかれたのではないかと思います。

これだけ変化の速い時代です。禍福は糾える縄の如しです。生物の進化でもこの変化に対応できない生物は絶滅していきます。ほとんどの政治家はこの絶滅危惧種です。

妻の手習い


妻は40代よりお茶とお花を習いだしました。まさに40の手習いです。

昨日は月に数回我が家で開いているお花の日です。妻達数人が先生に教わっています。

一応「草月流」のようです。

菜の花はすぐに上を向いてしまいます。春の花が和みます。