このブログを検索

2010年3月5日金曜日

クレベール・コロンブ  ミシュランガイド PERNOD



今のようにフランスでタイヤメーカーが統合される前に「クレベール・コロンブ」というタイヤメーカーがありました。日産のカルロスゴーンさんの書籍にも登場します。

実はこの会社もミシュランと同じく、料理店の格付けをしていたのです。ミシュランが☆なのに対して、こちらは鶏のマークです。こっちのほうが私は好みです。

だってモンクレールも、ロシニョールもみんな鶏なんですから??

モンマルトルを思い出して今日は「PERNOD」の水割りです。白く濁ったアニス独特の匂いです。

私は大丈夫です。何せアブサンの時代の人間でありますから、軽い、軽い!!!!!

Good Idea 時鮭のルイぺ

時間もないので夕食にもう一品と冷蔵庫を探していると、メカジキのポワレを作った際の食用ホウズキがありました。北海道のお土産で買ってきた時鮭のルイぺがあります。ヒラメキマシタ!!!

そう、ホウズキと新タマネギ、ケイパーとパセリにオリーブオイルと塩コショウです。ズッキーニも素焼きして入れます。

写真はオレンジ色ですが、実際はピンク色です。美味しい1品の出来上がりです。

これに味噌汁とカキフライとコロッケ?????? どこの国の料理なんでしょう????

Dog run ラスタ   川鵜  恩田川

明日から暫く雨模様のようなので田奈のドッグランです。小さい子がいたので奥のスペースです。

さくらも十分遊んだので、天気の良い日は一人で忙しそうなので、お店のラスタと遊んであげます。

これ怒っている訳ではありません。喜んでいます。ただボールは完全に破壊されましたけど・・・・・

恩田川に鵜がいます。ジャックナイフで潜水します。周りには大きな鯉が泳いでいますがさすが食べられないようです。

http://www.youtube.com/watch?v=h0YRWa5wuIA

流動性の罠  liquidity trap

年初にこの「流動性の罠」を危惧していましたが、ニュースで「日銀は、デフレなどに対応するため、追加の金融緩和策の検討に入った。昨年12月に導入した10兆円規模の資金供給の拡充を軸に、16~17日に開催する金融政策決定会合で議論するとありました。

流動性の罠(りゅうどうせいのわな、liquidity trap)とは、金融緩和により利子率が一定水準以下に低下した場合、投機的動機に基づく貨幣需要が無限大となり、通常の金融政策が効力を失うことをいいます。


景気後退に際して、金融緩和を行うと利子率が低下することで民間投資や消費が増加します。しかし投資の利子率弾力性が低下すると金融緩和の効果が低下します。利子率を下げ続け、一定水準以下になると、流動性の罠が発生するというものです。 利子率は0以下にならないため、この時点ではすでに通常の金融緩和は限界に達し、民間投資を喚起することもできなくなるためです。金利が著しく低いため、債券の代わりに貨幣で保有することのコストがゼロとなり、債券と貨幣の間に選好のトレードオフが発生せず、投機的動機に基づく貨幣需要が貨幣供給に応じて無限に増大するともあります。 マネーサプライをいくら増やしても、民間投資や消費に火がつかないため、通常の金融政策は効力を喪失する。反面、クラウディングアウトの効果はゼロとなり、財政政策は完全に有効となるものです。

1990年代末ごろ日本において流動性の罠が発生しました。ゼロ金利政策により利子率は歴史上最低となりました。この中でも民間投資は思うように回復せず、通常の金融政策は効力を喪失したのです。

私には同じことが繰り返されるのでは心配しています。日銀はあのときの金融政策がデフレに追いつけず実質金利を高止まりさせたとの政策に批判に陥らないために今回いち早くポーズをとったのかも知れませんが、政治はあのときと同じように全くコミットメントを欠いています

あのときは2003年9月から急速に進んだドル安に際して、2004年初頭に大規模なドル買い為替介入が行われ、この過程で大量の円が供給されることになり、外国為替市場を経由した資金供給という経路をたどり、結果として物価安定に一定の効果を発揮しましたが、今回は事情が違います。

民間投資成長の構造変化は続いています。暫くはこのデフレという魔物を注視する必要があります。

新根津美術館 ブルーノート東京 Adding Blue


昨年10月に新築竣工した新根津美術館にすでに足を運んだことのある人も多かろうと思います。
この根津美術館は東武鉄道の社長など要職を歴任した、根津嘉一郎氏の蒐集したものがペースとなっております。

私もその一人です。世界的著名な建築家 隈研吾氏のこれからの美術館はどうあるべきという表現に席巻されます。ライトはすべてLEDとファイバースポットです。ガラス越しにここまではっきりと映し出されるとガラスの存在さえ忘れてしまうようです。

大屋根からの長く伸びた庇や中庭の配置、すばらしい設計です。是非、お勧めします。

現在、12日までは入れ替えのため休館中ですが、その後、「胸中の山水・塊の書」なる展示がはじまります。もともと常設していたここ収蔵の「雪村周継作 龍虎図」が好きだったので、この展示会にも興味があります。

そうそう、すぐとなりにはブルーノート東京があります。ここも好きなスポットの一つです。私のスタイルはリサイタルが始まる前に、隣接のフレンチアディングブルーで軽く食事をして席に着くことです。聞きながら食べるのはどちらも集中できないのでチト困るのです。それにここの料理かなりいけるのです。とてもワインと合います。メニューにはフランス産アスパラガスの雲丹ソースなるものもありました。私の大好きな一品です。

新根津美術館とブルーノート東京、どちらもお薦めです!!!



写真はそれぞれのHPよりお借りしました。

FCCJ 勝間和代 

カツラーこと勝間和代氏The Forein Corespondants,of Japan(FCCJ)にて講演を行いました。

この外国特派員クラブに以前Sパパのご友人が会員とのことでお邪魔する機会を得たのですが、所要のため参加できなかったことが悔やまれます。

勝間氏の金融、特にマネタリーベースでのリフレ論などは???と疑いたくなるものもありますがここでの論調には一理あります。以下要約します。



前略 


今の日本は(年率)1%のデフレ、2%生産性が上がっていると言われています。過剰供給になって、価格も引き下げられて、売上がダウンします。そうすると失業率も上がります。若年層の雇用を控えるようになり、若者に職がなく、結婚しなくなります。



これを日本の政治家は理解していないのです。今の日本はリバースバブルです。これはバブルの反対という意味で、それくらい悪いことです。1%、失業率は上がっていますし、さらにこれからも上がっていくことが予想されます。なのに、メディアはなぜデフレを良しとするのか。バブルよりもっともっと悪いのに。
日本は20年もの間デフレ経済が続いて、幸福度で60位(「世界幸福度ランキング」)、自殺率で9位。日本人は自分のことを幸せだと思っていません。外国も日本パッシングするようになり、見るべきものがない国になりました。


そうした原因の一つに「シルバー資本主義」というのがあります。


中略


例えば大企業の社長の平均年齢も日本が63歳に対して、アメリカが55歳。政治の世界でも、鳩山首相が62歳なら、オバマ大統領は47歳です。



シルバー世代には(人生の残りの)時間がないので、リスクを取らないんですね。だから(若い世代に)ベネフィットは期待できないわけです。日本は逆ピラミッド型になっているので、政策は高齢者向けになります。


なぜそこから脱することができないのか。これが重要です。老人は孤独感を感じている人が多くいます。若い時は良かったけど、今は幸福感が減っていますね。会社を退職すると、社会の中に友人がいないし、満たされない。会社で得た地位やスキルは失われるから会社にしがみつくのです。それでは若い人にはいい影響は与えません。改革をする時は普通、エビデンスに基づいた方法が一般的ですが、日本ではまだまだそこまで行っていません。ビジネスの問題解決の方法を使おうにも、例えば政治の世界で言うなら、見えない掟や、世襲というものがあります。これこそが、日本が変化に対抗するようになった原因です。


(中略)


日本の問題解決はコンセンサス型で、スローガンやプロパガンダを策定しても、どうやってそこに達するかという方法がありません。リーダーが解決するのではなく、我々自身が革命していかなくてはいけないのです。

**************
**************

我々老境に差し掛かっている人間には厳しい話でもありますが、今の国会質疑の自民党の政治家をみるにつけ、まさに「老害」を感ぜずにいられません。同じ党の若手議員から、「怖い顔で睨まないでください」と注文をつけられ、「努力する」と言った幹事長がいるとかいないとか、まさに世代交代が必要のようです。

ボルカー・ルール

ポール・ボルカー氏は邦銀の元要職にいたRパパの話では2メートルを超す大男で、いるだけで存在感のある男だといっていました。そのボルカー・ルールが先日発表されました。

簡単に説明すれば、銀行には今後、自社の利益のためにヘッジファンドやプライベートエクイティファンドを所有したり、それらに投資したりスポンサーになったりすることを認めない。自らの利益のための自己勘定取引も認めない。つまり、顧客へのサービス提供に無関係な業務は認めないというものです。

このボルカー氏例のBIS規制を発案した人だけに、骨抜きの法令だと言われて忸怩たる思いだったのでしょう。今度は本気のようです。しかし、中間選挙の前のこのタイミングでの発表は、景気回復していない国民にウォール街に暗躍するヒール役の「Greed」に鉄槌を下す正義の役回りの演出のような気がします。

規制自体の賛否は別として、問題なのはここでいう自己勘定取引がどのように証明されるのかといった実行上の問題です。結局この部分が不透明ならば法案は骨抜きになりますし、逆にきちんと整備されれば数百名のトレーダーは職を失うことになります。しかし、それ以前に逆風の議会で承認されるのかなと思います。

アメリカも同じです。政治の世界には駆け引きという魑魅魍魎が存在しているようです。

Lame Duck President

花粉症の薬(エバステル)のせいか、春眠暁の例えかわかりませんが、めずらしく寝坊してしまいました。

いつもなら20分で到着する東名高速ですが、今日は案の定渋滞です。このところこんな渋滞に巻き込まれとこともなかったのですが、とろとろと東名高速を走っていると、路肩をすり抜けていく車がいます。合計4台です。

どうでもいいことですがその3台がレクサスの一番高い乗用車でした。そして残りの1台が緑ナンバーのプレジデントです。

たまたまかもしれませんが、以前はベンツのSクラスが多かった記憶があるので、路肩走行車にも時代の流れを感じます。

ところでこのところアメリカでLame Duckなる言葉を聞くようになりました。補欠選挙で負け議会での優位を失いつつあるオバマ大統領率を揶揄して使うのです。Lame Duckとは文字通り「足の悪いアヒル」です。日本も同じような蹉跌を感じます。

転じて、「役の立たない」という意味があります。Lame Brainと言えば「頭の鈍いひと」、Lame Excuseとは「へたな言い訳」です。lame sessionと言えば「期間を消化するだけの会議」のことです。

明日は啓蟄です。今日の暖かさはまさにぴったりです。でも、明日から天気は下り坂のようです。