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2010年3月26日金曜日

BMW New5シリーズ 



新しい5シリーズのセダンが発表になりました。噂されていた通り7シリーズもそうだったように、3シリーズ顔になっています。後ろのテールランプが横につながりました。

エンジンは直6と直6に小さなツインターボのついたもの、それとV8の3グレードです。

個人的にはこのツインターボのついた直6に興味があります。ただし、驚いたことに全長で5.5センチ長く、幅も大きくなりました。現行の大きさで都内ではもうMAXと思っていたのでショックです。

日本車にはめずらしくない前輪と後輪を低速では違う向きに、高速では同方向に動かすインテグレイテット・ステアリングシステムが搭載されています。これはどうでしょう。

海外(ポルトガル)で試乗会があったようですが、今回は参加できませんでした。残念です(笑)

写真はBMW JAPANのHPよりお借りしています。

TriBeCa Triangle below Cannal S.T




お世話になっている写真家O氏のスタジオです。ネーミングはNYの地名からとった「トライベッカ1152」です。アンティークなテーブルや椅子、さらにドアノブや照明までこだわった作りです。

九十九里にあるもう一つのスタジオが「ハンプトン」ですから、「トライベッカ」から「ハンプトン」まで丁度100マイルなので、ニューヨークのそれともほぼ同じ距離です。

もうかれこれ20年以上のお付き合いになります。仕事や家庭が続いている人は原則的に真面目です。仕事にも実生活にも同様のことが感じられます。

わざわざ奥様と一緒にご挨拶に来て下さいました。


嬉しい知らせ  術前検査

親友の術前検査でリンパ節への転移は認められなかったようなので、リンパ節郭清は行わなくてもよいという結果が出ました。子宮内膜の表層に限定されたもののようです。

転移していないのに郭清するとまさにOver Surgeryになるし、病後の回復も違います。

いやー良かった良かった何よりです。

この歳になるともう友人は失いたくありません。そうO氏がいう「グリアスな老人」になろうじゃありませんか?

自力救済  Self-Help


学校の運動場に所有権の主張としてミカンの木を植えたニュースが流れていました。

これやってはいけない行為です。民法では自力救済といわれます。

以下説明です

自力救済(じりょくきゅうさい、英: self-help、独: Selbsthilfe)

民事法の概念で、何らかの権利を侵害された者が、司法手続によらず実力をもって権利回復をはたすことをいう。刑事法の自救行為(じきゅうこうい)、国際法の自助・復仇がこれに該当する。これを規定した条文はないが、現代の民事法では例外を除き禁止されている。マンションなど不動産の賃貸借において言及される例が多い。民法のなかで自力救済を規定した条文は存在しない。しかし通説・判例は原則禁止の姿勢をとっている。法律構成としては、占有訴権について定めた民法202条第2項を適用する。どのように入手されたものでも(盗んだものであっても)ひとたび占有された以上占有権が発生し、それを自力で奪い返すと占有権侵害となって不法行為により損害賠償請求権などが相手側に発生する。原則、これを取り戻すためには法的根拠と司法手続が必要となる。
例外規定についての条項もないが、学説では自力救済に関するドイツの民法[3]を参考に論じている。判例もこれを受け、1965年の最高裁判決では、当該事件そのものについては自力救済にあたるとして棄却したものの、一般論として「力の行使は原則として法の禁止するところであるが、法律に定める手続によったのでは、権利に対する違法な侵害に対抗して現状を維持することが不可能または著しく困難であると認められ緊急やむをえない特別の事情が存する場合においてのみ、その必要の限度を超えない範囲内で、例外的に許される」と述べた[4]。しかし判決として自力救済を容認した例はほとんどない。

以上ウィキペディアよりです。

つまり法的手続きをせず、勝手なことは許しませんよということです。間違っても家賃滞納したからといって勝手に鍵を替えたりしてはなりませんぞ!!けっこう多いのです。写真は西日本新聞よりお借りしました。

現代哲学の戦略  門脇俊介


55歳の若さで亡くなられた門脇俊介氏の名著です。

自らを反自然主義哲学と標榜している氏の言葉が平易に記されています。

哲学書を読み解くその立ち位置とでもいう、基本的なスタンスも教えてくれています。

哲学者であっても難解な哲学書にどのように対峙していったか彰かにされています。

まだ大学院・学部生にあてた講義のHPが残っています。残念ながら直接の講義はもう受けられなくなってしまいましたが、このような彼の遺作を通じて門脇氏の思想の断片を感じてみましょう。

彼の死因の神経膠芽腫とは、脳腫瘍(のうしゅよう)の一種です。

膠芽腫は、神経膠腫(しんけいこうしゅ、グリオーマ)の中で最も悪性度が高いとされます。

膠芽腫は、急速な腫瘍の増大により極めて進行が速いです。

内田祥三      龍岡門 浴風会 

東大といえば「赤門」が有名ですが、その他の門を全て答えられたら相当のフリークです。
現役の学生でもそうはいません。さらに2007年に新設された門もあるのでそこまでは知らないはずです。答えは以下のとおりです。詳細はウィキペディアより掲載しました。

正門
キャンパス西部にあり、本郷通りに面している。横にある門衛所も合わせて登録有形文化財に登録されている。1912年完成。設計は伊東忠太。

赤門(あかもん)
キャンパス南西部にあり、本郷通りに面している。同キャンパスの正門とよく間違われるが、正門ではない。

鉄門龍岡門(たつおかもん)
キャンパス南部にある門。1933年完成。設計は内田祥三。名称は門周辺の旧地名「龍岡町」(現・湯島四丁目)に由来する。近くに「鉄門」と呼ばれる門があったため、龍岡門の通称が鉄門であると混同している人が多い(龍岡門周辺に多くの施設をもつ医学部の通称が「鉄門」であることも影響している)。かつては門扉が付いていたが、門柱間を広げる工事を行う際に撤去され[1]、現在は門柱のみとなっている。龍岡門は常時開放されており、一般車両も入構できる。付近には医学部・薬学部の施設の他、大学本部(本部棟・第二本部棟)がある。医学部附属病院も近く、同病院に車で来院するときは龍岡門から入場することになる。

鉄門(てつもん)
龍岡門よりも東の医学部附属病院中央診療棟南側に、1879年から1918年まで存在していた門。1918年に鉄門の外側の民有地を大学が購入し、大学の敷地を門で区切っておく必要がなくなったため、撤去された。現在ある鉄門は、2006年5月31日に同位置に再建されたものである。なお、現在の正門が設置されるまでは、鉄門が本郷キャンパスの正門とされていた。かつて医学部本部棟がこの付近にあったため、「鉄門」は東京大学医学部、あるいは東京大学医学部医学科卒業者の代名詞となっている(東京大学#同窓会の鉄門倶楽部の解説を参照)。現在では、医学部教育研究棟内に「鉄門記念講堂」も存在する。

春日門
キャンパス南部にあり、春日通りに面している。2007年に既存の通用門を改修して設置された。

西片門
2007年完成。キャンパス西北部にあり、赤門や正門と同じく本郷通りに面している。工学部5号館の裏に位置している小さな門であり、歩行者専用となっている。東大前駅から工学部地区へ行く場合、以前は正門または弥生門を経由する必要があり、遠回りを強いられていたが、この門が設置されたことにより便利となった。なお、門の名称は周辺の地名に由来する。

懐徳門
2007年完成。大江戸線出入口そばに設置された。周囲には総合研究博物館、理学部2号館などがある。旧懐徳館洋館の煉瓦造の遺構が利用されている。

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とまあ門もこれだけあるわけですが、実はこの本文中にもある内田祥三氏は本郷キャンパスの建物、白金の医科学研究所の建物、さら設計のみあらず2期にわたって総長も務め、後年には叙勲もされております。つまりこの当時の設計家というものは官や大企業の公共性の高い建物を設計しており、今のように住宅や我々のような小規模の会社の建物はほとんど設計していなかったわけです。時代とともに仕事のもつ本質的な差異を感じます。
 
 

写真は鉄門ですが、右の杉並にある浴風会も彼の設計とは知りませんでした。

'Cassandra's Dream' ウッディ・アレン


ウッディアレンの夢と犯罪 原題「Cassandra's Dream」観てきました。

そうワインを買ったので駐車料金が掛らないのです。

カッサンドラの意味はご存じのようにもともとはギリシャ神話に登場し、その内容から「悪夢 不吉」を表すようになりました。

そういえばアメリカ合衆国の半導体大手インテルの共同創業者、アンディ・グローブは経営戦略の転換に必要な情報を提供する者が企業には必要と考え、「カッサンドラを組織に持て」と唱えていますが、要するに既存の硬直した組織の破壊者が必要との提言でしたね。

話は映画に戻りますが、はっきりいってこんなに時間が長く感じた映画はありません。ユアン・マクレガーコリン・ファレルのわざとらしい演技も問題ですが、ウッディアレンの映画にあるあのペーソス溢れるユーモアが全くありません。ただただロンドンの鉛色の空のように抑揚もなく重く垂れこめています。結末もお粗末で、彼の映画の中では最低です。

「コンスタンティノープル」「マダガスカル」のあの機微はどこに行ったのでしょう?

ウッディ・アレンはロンドンやパリより、NYが似合います。早く戻ってほしいものです。つい最近未成年者との不純な関係で逮捕された監督がいましたが、まさか彼もこれと同じで逃欧している訳じゃないでしょうね?とまで勘繰りたくなる作品です。

Domaine Marc Colin ブルゴーニュ コート・ド・ボーヌ ムルソー



知り合いの写真家のO氏が縁あって新しく建築した建物の3.4階をスタジオで借りてくれました。

スタジオは天高が必要なため、設計自り要望を取り入れないと作れません。

一方、市況の需給バランスの取れていない今は経営安定の大きな一助であります。

写真家は感性の商売でもあります。間違ってもセンスの悪いものをプレゼントする訳にはいきません。ならばなくなってしまうものが良い、というわけで御礼の意味を込めて竣工のお祝いにワインをプレゼントします。

向かう先はガーデンプレイスらあるLaVineeです。

普通は少し高い赤と価格帯のリーズナブルな白の組み合わせといくところですが、自分が納得したものを贈るのが一番と考え、昨年飲んだ白ワインで3指に入る、ドメーヌ・マルク・コラン・シャッサーニュモンラシュです。もう1本はロワールのシラーのブレンドによる蜂蜜ナツツのニュアンスのするもにしました。

そうそう、お正月にスタッフと親戚と飲んで驚愕したルロワもあります。それもルロワ念願の自分だけのドメーヌ、「ドメーヌ・ドーヴネイ」です。手に取ろうとしましたが、価格は69000円です!!
やめときましょう!!!見るだけにします。10年くらい寝かさないと飲みごろにはならないでしょうから(強がりです 笑)

ワインを見ていると楽に1.2時間はここにいられそうです。でもそれじゃお店に迷惑ですからほどほどに退散します。