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2010年6月2日水曜日

ブラックスワン

読み終わっていない本のことで恐縮ですが、大変「オモローイ」本なのでご紹介します。

我々は知らないことを予見できるのかという命題である。

ブラックスワンとは黒い白鳥、あるはずのない鳥である。しかし、その鳥が現れたら我々の常識は覆る、今まで当たり前のように決められていた世の中の秩序が崩壊する。そして、我々はあたかもそれが当然のようにそのことを分析し、説明しようとするのである。しかし、そのことが将来知らないことを予見できることとは無関係である。

その通り、歴史の蓋然性ほど予見される値との乖離する結論を持たない。

そして面白い仮説を立ててみる、911のワールドトレードセンターに飛行機が墜落することを避けられたら、ブラックマンデーを避けられたら、リーマンショックを避けられたら・・・・・・・・・

そう別のとんでもないことがまた起こるのだ。別の形で・・・・・・時間の歪んだ流れは、メビウスの帯宜しく回帰する。結論は出発でしかない。

下巻が楽しみです。

失敗の買い物  ブラックベリー

昨年、私がブラックベーリーを妻がアイフォンを購入しました。妻のアイフォンは旨く利用しているようですが、私のはいけません。昨年の買い物の大失敗1であります。失敗理由は以下の通り。

失敗の理由
×ソフトとの連携が悪く一昔前のデバイスマネジャー
×画面が大きくならず見にくい
×グーグルとのシンクロが旨く出来ない(相性がよろしくない)
×専用のケースに入れないとすぐに放電する
×がさばる
×利用料金が高い

ということで2年間以内の解約には違約金が発生するのですが、例え発生させたとしてもこの使えない携帯は意味をなしません。コースも変更して月額の料金は3400円から780円に大幅に下がりました。まあ、私の携帯は常時オフになっているのでバイクの緊急用でしかオンにしないのでこれで十分です。PCもカメラも、携帯も全部入れ込むことだけが良いとは限りません。用途を限って簡略化することも必要です。昨年の反省です。ちなみに電話番号は変わっていません。


2人目の同調者  MBA

4.5年前、やりたくても出来なかったこととしてMBAを取るべく準備をし、パーソナルドキュメントまで完璧に用意していた。

いざ面談に及ぼうとしていた矢先、「Sちゃん止めた方がいいよ、遊べなくなっちょうよ」とSパパからメールを貰いました。その時はおぼろげながらにそうかなと思い結局、面談にはいかなかったのですが、昨日、Rパパも同様の事を言っていました。

Rパパもテンプル大学に留学していたそうです。Rパパの外資系S銀行にはMBAホルダーはわんさかいて、さすがにプレゼンテーションは旨い(パワーポイントの使い方が旨い)と言っていましたが、ようするに仕事での洞察や人間関係の構築はそうでもないと言っていました。私なんかこれから誰かに仕えようとしているわけではありませんので、確かにステップアップの道具は必要なかったのかもしれません。

「数百万払って大学院にいくよりも、4000円のみすず書房の本を買って読書した方が割に合う」とRパパは笑いながら言っていました。

確かに行っていたらみんなと楽しくワインを飲む機会も減っていたでしょう。

ということでワインを飲みながら、みすず書房の本を読むことがMBAの代わりなのです。

安い投資です。

友人とのランチ リストランテ・カッシーナカッナミラ


Rパパ(Rは犬の名前)とは我が家のGWのパーティにここ数年連続でご夫婦でご参加戴き、このところお話しする機会も増え、その中で偶然息子の大先輩(学部は文Ⅰですが)ということもわかりました。私のパーティのメンバーでは上から2番目の年長者です。

ご本人は昨年定年を迎え、今まで勉強しなかったことにチャレンジしようと教養学部の学士入学まで目論んでいたのですが、受け入れ先の事情で今年は募集がなく、現在、週2コマの聴講生として駒場に通っております。

そんな事情もあり、中目黒でランチをしましょうと言っていた事が本日念願かなったわけです。
世界チャンピオンのピッッエリアはすごい行列で無理です。(Rパパも行列は苦手?)
蕎麦屋も定休日でした。ということで桜の新緑を見ながらイタリアンです。

お店は「リストランテ カッシーナ カナミッラ」です。桜の季節はこんなに綺麗に桜が移るんですが、これはその時の写真です。あと、おかしかったのはパスタを生のまま持ってきて説明するのです。これなんかおかしかったですね。

今聴講している授業は、イギリスのロマン主義を現代的観点から読み解くといもので中々面白いらしいです。先日もフェミニズム(その当時は存在していなかった)の立場から諸現象ょ読み解くことがテーマだったと言っていました。それにしてもRパパの読書量、質半端じゃありません。
私など到底足元にも及びません。今読んでいるJ・W・ダワーの「昭和」も知っていました。もちろん前書もです。

おかしかったのは某経済評論家と称しているK女史について、同様の分析を持っていたことでした。

私は無理に戦ってこなかったから、嫌な傷を負ってないんのが良かったと。確かに銀行マンの組織は外部からは異様に見えます。合併されて今はなくなりましたが、Sパパも某S銀行のことをグリーンベレーと言っていた事を思い出しました。

そう考えると私がとある支店長と融資課長に投資信託をお断りしたことも、後のちになって嫌な傷を付けなくてよかったと感謝されるやもしれません(勝手ですけど)

晴れやかな6月の始まりです。