このブログを検索

2010年6月11日金曜日

Amanfayun 杭州



アマンファユン杭州にオープンしました。前々からここには行ってみたいと思っていたアマンです。

とにかくマルコポーロが讃えた美しい街並みに溶け込むように昔からあったように作り上げられたこのホテルは私の理想とするホテルです。欧米のホテルは外界から拒絶するように建てられますが、我々日本人やアジア人の琴線にふれるのはこちらの方ではないでしょうか。そうです、京都の俵屋さんや柊屋さんに通ずるものです。

写真はそのアマンファユンのHPよりお借りしました。そうそう、ここ杭州は龍人茶で有名です。日本の緑茶とは製法が違いますが、あっさりしていて日本人には良く合います。私の大好きな横浜中華街の「三和楼」もこの龍人茶を使った海老の炒め物を出しています。


成田からわずか3時間です。3時間ならエコノミーでも構いません。週末ちょっくら行ってきますか?

共感力  山本哲也アナウンサー


 NHKのゆうどきネットワークという番組のアナウンサーであるこの山本哲也氏をみていると、これほど自らが共感して情報を聴視者に伝えているアナウンサーが少ないことに驚かされます。

女性はまだしも、男性の民放のアナウンサーもどれもステレオタイプで、マニュアルの延長のようです。

世の中、この「共感力」がとても大切なんです。相手に共感し、共感させるだから交渉は旨くいくのです。ひとりよがりでは旨くいきません。でも、共感する、理解するには心の畑が十分耕されていなければできないのです。雑草だらけの荒地では共感力は生まれません。

写真はNHKのアナウンスルームのHPよりお借りしました。皆さん、山本さんを見習ってください。

三島市  人口流入

弊社の顧問弁護士が華の銀座から三島市に移転して久しいのですが、何とこの三島市が東京や神奈川からの転入者が増えているというのです。

三島駅前の商店街のようすから、この街も田の地方都市同様、過疎化が進んでいるのかと思っていたので驚きでした。

理由は新幹線で都心への通勤が可能なこと。そして第三子以上は原則保育所無料と言うことらしいです。知らなかった?

私の住んでいる横浜市青葉区は全国でも有数な高齢者の地域です。若い世帯が増えなければ地域は活性化しません。

地方主権が叫ばれますが、若人たちをどう優遇するかそろそろ考えた方が良いと思います。私の信条としては老人より、若い人に優しい社会です。それが結果、老人にも優しい社会に繋がるのです。

来週は所用で熱海に行かなければなりません。天気が良ければ熱函道路から三島に抜けて、桜屋でうなぎでも食してきますか・・・・・・・

朽木寒三 馬賊戦記


このハガキの消印を見ると昭和43年とあります。父宛てに朽木寒三氏よりのハガキです。

氏の馬賊戦記は戦前、戦中の日中をえがいた痛快な小説ですが、父から聞かされた話では、あの主人公は自分なのだと言っていました。



今となっては本人から確認する訳にはいきませんが、小説を書く際に複数の人間から当時の様子を聞き、執筆することはありえるのでもしかしたら本当かもしれません。

父がライフルを構えて岩陰に隠れていて、頭上を馬賊がいきかった様子や、当時、大陸で10人以上の人間を雇いながら政府の仕事をしていたことなども子供心に父から聞いていた話と合致します。父が持っていた銃はルガーという銃だったとも聞いています。

父は死ぬまで中国のことが頭から離れませんでした。

そんな遠い記憶を呼び戻す1枚のはがきです。

ルートヴィヒ・ヨーゼフ・ヨーハン・ウィトゲンシュタイン(Ludwig Josef Johann Wittgenstein



ウィトゲンシュタインの名前は聞いたことはあろうかと思いますが、ここで彼の著作「哲学探究」の話をするつもりはありまん。

第一この全集持っていますが、呑みこむどころか中々噛みつけません。

彼はオックスフォードで死ぬ間際に「素晴らしい人生だったと伝えてくれ」と言ってこの世を後にしたと言われています。

私も辞世の句が言えるのならこのウィトゲンシュタインの言葉か、十返舎一句の「この世をばどりゃお暇(いとま)に線香の煙とともに 灰(はい)左様なら 」がいいと思っております。

やっぱり後者かな????

亀井大臣辞任  認知バイアス

亀井大臣が辞任した、社民党の連立離脱に続き、民主党が政権をとったときから私が予測していた通りの自体が進行している。

そもそも、国民新党や社民党と同じ政策を手に手を取って行うことなど無理なのだ。

では何故連立したのか?それは社会心理学でいう認知バイアスのなせるわざだと考える。

野党だった民主党はとにかく連立を組むことが政権を奮取する手っ取り早い手段だと勘違いしていたのである。それほど社民党や国民新党には国民の求心力がないにもかかわらずだ。

間違った思い込みが判断を誤った方向に誘導してしまうのだ。

郵政民営化について国民はどれほどの思いを持っているのだろう。自民党もこの点を履き違えている。郵政民営化により、地方と年の格差は広がり、農村部は過疎化が進み、高齢者が不便をしているという映像が流れる度に、物事の本質とかけ離れたこの解釈に戸惑う。

格差の本質はサービスの提供を受けられるか否かというのは大間違いである。イギリスでは「ゆりかごから墓場まで」という第二次大戦以降、労働党が掲げたスローガンがサッチャー首相により見直されたが、その後の労働党政権により復活するかに見えたが、今回の大敗によりやはり否定された。つまり国が主体となって行うサービスにろくなものはないのである。国民が審判している。

菅首相も社会保障の考え方は前時代的この大きな政府のそれと似ている。国が行うサービスはろくでもないのに。

ただ、物事というのは本人の考えや信念とは別の方向に動き出すこともままある。

現在の民主党は気まじめな鳩山さんなら自らが汗水をして融和をはかっていただろうが、高みの見物をしているうちに2党が勝手に離脱やら、辞任を申し出た。まさに瓢箪から駒である。

間違いなく自民党は大敗する。みんなの党を批判したように、谷垣総裁の相手を揶揄しかしないあの発言はマイナスだ。そもそも自民党の政策も全く見えてこない。有能な人がいるのに弱り目をたたくあの番頭も問題だ。

これでは2大政党制など夢のまた夢である。政治家よもっとしっかりせい。この国はピンチなんですよ。外国では「日のいずる国」ではなく「日の落つる国」と言われているのです。