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2010年6月17日木曜日

言えば言うほど  リーダーの条件

下野した自民党が提出した問責決議や不信任案を次々と否決され、国会を閉会されたからといって、政府を批判するその様子は少し滑稽であります。



某幹事長が口をまるめて批判したり、党首がしゃかりきになって言えば言うほど、おかしさが込み上げてきます。そう「いえば言うほど」というやつです。

そもそも自民党の党首になられたT氏は頭は良いのかもしれないけれど、弁がたちません。

四字熟語を使えば使ったで、某国営放送の朝鮮語のように全く信憑性がないのです。これでは国民の信任は難しいでしょう。

リーダーに必要なのは、学力でも、友達の輪でもありません。短い一言で相手を納得させる事なのです。

愛読書


愛読書と言っても今の私ではありません。小学生の私の愛読書がこの「万有百貨大事典」でした。

この百科事典はジャンル別になっていて、興味のある分野を集中して読むことができました。

貧しい家計を割いて母が私にしてくれた唯一の教育でした。とにかく擦り切れるほど読んだものです。

建てつけの悪い木製の窓からからっ風が入り込むあばら家で、布団に包まりながら読んでいた本です。

百科事典は時とともに更新されなければなりません。しかしながら私には大切な礎でした。

San Onofre State Beach



前回のカリフォルニアではハンティントンやラグナにはよりましたが、ここサンオノフレビーチには立ち寄りませんでした。

ここはオレンジカウンティに住んでいた友人と一緒にサーフした思いでの場所であります。ダナポイントから20~30分掛った記憶です。

当時は(今も)メローな波でロングボードには最適でした。今では日本人のコミュニティの楽しみとしての日本人サーフィンコンテストも開催されているようです。

アメリカにはこうしたステートビーチというのがあり、駐車場はもちろん、シャワー、ロッカー、売店か併設されたりして便利です。

ここのビーチにアクセスするには藪のような長い回廊を抜けた記憶があります。かれこれ30年近く前のことです。

仰角の違い 毎日が結節点

三浦展氏が著書「下流社会」の中でのべているように、中学の同窓会で会った多くの級友が食べることもままならない(本人はそうでもないと思っている)状況にある事で私はショックを受けたのです。

それ以来、中学の同窓会には顔を出していません。

何故そのような変化が起きるのでしょう。妻も大学時代の友人に会うと同様の事を感じるようです。

中学の時同じ水平線上にいたとしましょう。しかし、仰角が一度違うだけで将来はその差が大きくなります。そして、日々我々が判断している生き方そのものが、結節点でもあるのです。
結節点での判断がさらにこの差を助長します。

円環的時間の経過とはこの判断と深く結び付きます。自分では考え方を改めたと思っていても結局元のサーキュレーションに戻っていく、こんな人を多く目にします。そう傍から見たら何も変わっていないのに本人は変わったと思い込んでいるのです。梅雨の晴れ間にプルーストを思い返した今日であります。

美術鑑賞  美の壺

高校時代の友人は今でも連絡とりあっているのは数人しかいません。もともと人付き合いの旨くない私ですから仕方のないことですが、その一人が北関東の某県立の周産期医療の長を務めています。昨年の年末にも軽井沢の奥座敷、小瀬温泉で旧交を温めた訳ですが、その彼もちょくちょく美術館に行くことが趣味のようです。

昨年の「ハンマースホイ展」も観てきたといっていました。

ということで今開催中の「ルーシー・リー展」と「オルセー美術館展」をお薦めしたらなんともう観てきたというではありませんか。さらにツィメルマンのコンサートにも行ったというのですよ。私もツィメルマンのチケットまで予約して、急遽行けなくなったので尚更驚きです。

好きこそものの上手なれといいます。自分が気に行って観に行くことが肝要のようですね。

艾年の教えその一
「何事も経験しなければ分からない。経験しないでそのことを語るのは世の批評家という職業このことなり」

私は批評家は嫌いです。

2勝1敗 

ワールドカップの話じゃありません。我が家の夕餉の勝率です。

DANCYUという雑誌に出ていた今が旬のらっきょうを焼いて、味醂と醤油とお酢にさっとつけて食すものは、らっきょうが小さいせいかほくほくとした食感があまりありません。残念ながら△です。

いわしのつみれ汁は「ためしてガッテン」や「Nまん直伝」のレシピを試作して、やっとここまできました。究極のつみれ汁です。もちろん◎です。

最後は丸々と太った夏イサキです。1匹480円です。厚い皮目もはがしてお刺身です。マグロや鯛よりこの季節は美味しくなります。時期を外すと味も素っ気もないのに不思議です。このイサキ長崎五島列島で取れたものです。もちろん◎です。

ということで今日の朝食はポットにいれてきたこのつみれ汁です。本当に美味しいので是非お試し下さい。


我が家の究極のつみれ汁のレシピ

材料
イワシ(新鮮で脂の乗った太っているもの数匹)
生姜、ねぎ、味醂、お酒、粗塩、醤油、玉子、片栗粉

☆イワシを手開きにして皮を剥きます(新鮮なイワシは皮がはがしやすい)
☆半量は粗く、半量はやや細かくたたきます
☆イワシと粗塩をよく混ぜます
☆生姜の絞り汁1/2と卵、片栗粉(少量)を加えさらに混ぜます
☆ぐらぐら煮立ったたっぷりのお湯に上のつみれをスプーンですくってゆっくりと滑りこませます
 ※少しゆるいくらいの方が美味しいので、片栗粉はほんの少量です
☆あくをよくとります
☆つみりが浮いてきたら、お酒、味醂、粗塩、醤油で味を調えます
☆食べる直前に刻みネギと生姜の絞り汁1/2を加えて食卓に供します。
※白髪ねぎだとぼそぼそといった食感になるので、普通のねぎにしました

ふわふわほろほろの抜群の食感です。卵白だけで試しましたが、全卵でOKです。とても美味しいので是非お試しあれ。ポイントは粗いイワシと細かいイワシに分ける事くらいです。