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2010年11月17日水曜日

大人の時間は何故短いか

この本の著者である、千葉大学の行動科学科の一川 誠准教授によれば何故大人の時間が短く感じるかを研究しているそうです。

この分野を実験心理学で特に時間学と呼ばれているそうです。

以前「ゾウの時間、ねずみの時間」という本が息子の夏休みの課題に選ばれ、盗み見したこともあり、体の構造や代謝(心臓の鼓動数等)で時間は相対的に決められると読んだ記憶があります。

さらにそれ以外にも人間には一定の情報をシャットダウンしてしまう「サッケード抑制」と呼ばれる機能もあり実際の時間と人間が感じる時間は異なるようです。

さらにイベントが多いと時間は短く感じられ、空間的要素により広いと感じることが時間を長く感じさせるなど興味深いことも書かれています。

艾年を超し、いつも新たな興味が持てれば時間は長くできそうです。新たな挑戦といきますか・・・

依怙贔屓 お友達


自分によって来てくれるものにはつい形相を崩してしまいます。

それが4本足ならさらに嬉しくなります。ということで私の好きなお友達です。

ロットワイラーのりく君、ピットブルのラスタちゃん、そして柴犬のチコちゃんです。



残念ながらこの写真の柴犬チコちゃんは数日前に亡くなりました。柴犬にしてはめずらしく喧嘩はしないし、噛み癖もなく、とてもおとなしくて良い子だったのに残念です。

お葬式にはいけませんでしたが、虹の橋でジーニーやメイちゃんたちと元気に走り回っていることでしょう・・・

泰然自若 未だ木鶏ならず

このせっかちの私が言うのも何なんですが、仕事においては出来る限り物事の流れに逆らわないようにしているのです。

若い頃はすぐに反駁したものですが、この頃は世の中の流れがなんとなく分かってきたような感じがするのです。もちろん泰然自若とまではいきませんし、未だ木鶏ならずです。

担保も事業計画も全く問題のない融資が、金融機関側の理由で伸びたとしましょう。これは視野を広げなさいという事なのかもしれません。決してその金融機関を責める必要はありません。約束が守れなかった事実が残るのです。小さな貸しを作ったとでも思っていればいいのです。

相手との関係はその時々で変化します。我々はそれを理解する必要があるのです。

そしてそんな時以前は相手にもしてくれなかった金融機関が取引をしたいと私の前に現れました。

偶然の結びつきです。縁とはそんなものです。私は縁を大切にします。それと同時に水は決して低い所から高い所へは流れないのです。上善水如、日本酒ではありません・・・・・・

大切なのはいつも水門を開けておくことです。開けておかなければ新しい水は入ってきませんから・・・・・

映画「ノーウェアーボーイ」

映画の宣伝です。

今上映中のジョン・レノンのビートルズ以前の自伝的映画です。

二人の母親に育てられたジョンの複雑な心境と葛藤。

若者が抱く「居場所」のなさ。私はこの「居場所」のなさを経験していない人はあまり信用できません。

自分が何者で、何をするべきか迷い考え悩むその無為な時間こそが人間という幹を太く逞しくするのです。

「赤ずきんちゃん気をつけて」を読んで共感し、カントやマルクスを論じ、ギターを弾いて叫んでいたあの頃が、今の自分を造っていると確信できるからです。

若者よその「居場所」のなさこそ、若者の特権なのです。

もちろん曲はジョンの「イマジン」です。


記憶の傍証

子供の頃、お酒の飲めなかった父親の唯一の楽しみは市内の和菓子店で買ってきた大福や水羊羹を食べることだった。

その店は確か、近くにあった「梅月」という名前だった記憶がある。

父親が残してくれた焼き物の中に何故かこの和菓子店の手拭が入っていた。記憶の傍証。

今はその手拭もゴミ箱の中。

しかし、梅月という店は無くなった訳ではなく場所が変わっただけのようだ。記憶の傍証は必要ない。