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2011年4月21日木曜日

志賀 潔  先人の言葉

赤痢菌の発見で有名な志賀潔先生でありますが、素晴らしい事を言っておられます。

先人の跡を志とすべきではなく、先日の心を志とすべし

多くの人々は業績や功績を先日の受け継ぐものと解していますが、それは間違いでその研究を志した心そのものを志とすべしとすることです。

その時の使命が公共で私心のなき純粋なものであるからこそ、不毛なポスドク時代も長い研究生活も耐えられるのです。

息子よ分かったかな??

震災復興 都市計画 地理的特性

震災復興案として特区構想が持ち上がっているが、私は大賛成である。

この地域は東京や大阪といった大都市と違い、地理的制約により居住地域がまとまっている。

一部の農業や畜産業を除けば村落に人口が集中している。こういうところでは特区構想は有効だ。

さらに総花的都市開発を行えば、眠そうな町(ご理解下さい)にディズニーランドを作るような夢想になる。だから、用途や特性を限定し開発を進める必要がある。

ただし、災害に強い街にする必要もある。住宅は高台に作るにしても、沿岸地域の工場や漁業基地から素早く非難できるルートを確保する必要がある。

被災を受けた街の将来像を出来る限り明確にし、災害に強い街づくりを行う。早急な策定が望まれることだ。

後藤新平 都市計画

都市計画を勉強していた頃、後藤新平の話題は肯定されるというより、東京の都市計画の不完全性や脆弱性を問う時に使われていた。

後藤は文字通り、明治、大正、昭和の3世代にまたがる政治家であり、満鉄総裁や台湾総督など要職を歴任し、関東大震災後の復興の旗振りをしたのである。

都市計画としての諸問題は別として、後藤が何故そのことをしなければならなかったのか、今回の震災で初めて分かったのである。(私にとっては日米安全保障もつい最近、なるほどだからなんだと納得した経緯と似ている)

この後藤にしても議会の反対に合い、予算を縮小されての実現である。今の菅政権がこの都市計画を行えるのか、様々な基本案が出てきているがどれもおとぎ話のようである。

後藤の死に際の言葉にこんなものがある。

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よく聞け、金を残して死ぬ者は下だ。仕事を残して死ぬ者は中だ。人を残して死ぬ者は上だ。よく覚えておけ

DNAの違い  選択理論


私の古巣の会社が新聞の一面に掲載されるのは以前の総会屋への利益供与事件以来です。25年ぶりかな・・・

新聞に掲載された現社長も今回抜擢される新社長も共に私より1つ先輩で良く可愛がってもらいました。よく飲みにも連れて行ってくれた先輩であります。(確か二人は大学も慶応で一緒でした)

今回騒動の発端は大株主に一言の断りもなく日本政策投資銀行との提携を進めた事です。何故断りを入れなかったのでしょう。疑問です。もちろんそこには名前は出てきませんがこの政策投資銀行を結びつけた人物がいるはずですが(想像はつきますが)、相手が分からず自己保身と恐怖感がトップの判断を誤らせたのではないでしょうか(私の推測です)

そもそもこの会社はセゾングループを率いていたTS氏の学友でもあるMT氏が築きあげた骨格を持ちます。私がいた頃には新人社員以下全員がMT氏の号令以下、脇目もふらず氏に忠誠を誓うカリスマ経営型の会社だったのです。その後の上場により、もう少しまともになったとしてもこの性格は変わらないと思います。もちろん現・新の社長も生え抜きの人物ですから。これは余談ですが西武という会社のDNAを調べるには鎌倉霊園の宿坊で1泊し西武関係の本を読めばよく分かります(笑)

そこへ行くと(これは聞いた話です)大株主のMT社のMA社長という人は、大変合理的な人とのことです。建物を見ても兄の建物と違うことが良く分かります。出身は確か某信託銀行の旧大蔵省担当だったとビルヂング協会の冊子に記載されていました。自分の子供であろうと能力如何では後継ぎを認めず、当然子供には大変厳しく外車を買い与えるなどとんでもなく、つつましやかな一般の人の生活をさせていると聞きます。ただ、ある人が今まであった中で三指に入る「頭の良い人」だとも言っていました。

つまりそもそも企業風土が全く違うのに、自らの価値観によって相手を判断したのではないでしょうか。DNAの違いというのはどこの会社にもあるですよ。これは中々その会社に身を置かないと分からないものなのですね。

人間が相手をどんな場合受け入れ、どんな場合受け入れないのかという研究が行動心理学の分野で行われています。相手に恐怖を与えた場合はその相手を遠ざけようと行動し、相手に認められたと思う場合にはその相手を自分との上質な関係におくという選択理論です。

今回はさらにこれに偏向バイアスがかかったと見るべきなのかもしれませんね・・

何はともあれH先輩は退任したと言っても執行役員、さらにM先輩と二人で上手く利害関係者との調和を図ると思います。健闘を期待しています。

私は何事においても怖いと思った時には「君子危うきに近寄らず」それが出来ない時には「相手の胸に飛び込む」を旨としています。これ結構良い結果になるものですよ。お試しあれ。

二人目

人間でも犬でも一人目というのは何かにつけ親は心配して、やりすぎてしまう傾向があります。

二人目はその点、親の方に少し余裕が生まれ、知らず知らずのうちにその余裕からか子供に自由奔放な性格を付与してしまうのではないでしょうか?

このゴールデンの子供もそうです。先代は立派で他の犬とは遊ばなかった大きなゴールデンでした。この子はうってかわって誰とでも喧嘩せず仲良く遊びます。

某航空会社の機長さんである飼い主のお父さんが目を細めて遊んでいる姿を見ていました。



フレッシュ ワロンヌ 2011

コンタドールも出場するワンデイレース、フレッシュワロンヌ2011が見たくてJ sports PLUS申し込みしました。

昨日やり残した愛車のディレイラーの調整とバーテープの巻きなおしを済ませ、テレビでは残り50km付近です。

このレース周回をするのですが最後のところに26%の最大勾配をもつユイの坂が待ち受けています。

フロントが持ち上がりそうな坂です。

途中、睡魔と闘いながら優勝はオメガファルシーマ・ロットのジルベールです。スルスルとタイミング良く抜け出し余裕の勝利でした。今年の見どころは今期引退表明のヴィノクロフ、調子のよいホアキン・ロドリゲス、Sサンチェス、そして安定感抜群のシュレック兄弟あたりでしょうか・・・来月のジロが楽しみです。

リザルトです

フレーシュ・ワロンヌ2011 結果
1位 フィリップ・ジルベール(ベルギー、オメガファーマ・ロット)
2位 ホアキン・ロドリゲス(スペイン、カチューシャ)
3位 サムエル・サンチェス(スペイン、 エウスカルテル・エウスカディ)
4位 アンディ・シュレク(ルクセンブルク、レオパード・トレック)
5位 イゴール・アントン(スペイン、エウスカルテル)
6位 イェーレ・ヴァネンデルト(ベルギー、オメガファーマ・ロット)
7位 フランク・シュレク(ルクセンブルク、レオパード・トレック)
8位 ダニエル・モレノ(スペイン、カチューシャ)
9位 クリストフ・ルメヴェル(フランス、ガーミン・サーヴェロ)
10位 ポール・マルテンス(ドイツ、ラボバンク)