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2011年5月26日木曜日

モラルハザード

ロードバイカーとしてどうしても都内のあの区が進めている自転車レーンについて一言言いたくて言いたくて・・・

道路に両面対向の自転車レーンをつくり、道路とは柵を設けているのです。こんなことを行政が行っています。恥かしい限りです。

まさに利用する側も設置する側もモラルハザード(狭義の)です。倫理観、公共性の欠如です。

そもそも自転車は車と同じ車道を走るものです。問題なのは危ないからといって歩道を走ることを例外的に法律が許可したことから混乱が始まったのです。

公共性の観点に立てば、バス(公共交通機関)≧自転車≧タクシー≧運送車両≧自家用車なのです。ここがまず間違っています。

そして倫理観です。自転車にとってもっとも危険なのは駐車車両です。一時の取り締まり強化の時には駐停車していなかった道路ももとのままです。これでは上級者ならまだしも後ろを見ながら手信号をしなければなりません。

本来、ママチャリが自転車だと思っている人がいるのですから仕方ありません。しかもあんな乗り方じゃ、絶対太股が太くなります・・・・・

Dr.F氏のように走って病院(職場)まで行ける鉄人は別として(笑)、ツーキニストは本来健康によいですからもっと勧めたいものですが、この道路事情が抜本から改善されない限り、限りなく危険を伴います。

まだまだ文化的成熟度の低い日本であります・・・

ANDAZ  

どうしてホテルに詳しいかって??それは旅の半分は宿泊先によって決まるからですよ・・・

疲れた体を癒すしばしの止まり木な訳です・・・

小さなプティックホテルだけでははありません。このパーソナルに主眼を置いたモダンでシンプルなホテルが大手チェーンでも増殖中です。

スターウッド系列でもWホテルやLOFTが次々と作られています。ハイアット系列でもANDAZというホテルが増えています。ワイレアもこのアンダースに変わりました。

青山のWTWもこんな雰囲気でした。クラシックとモダンの融合。場所はロードアイランドあたりの大きな邸宅ですかね。

忘れていました。鎌倉のスマイルドッグの元祖なるもの見つけました。NYのDOGMATICというお店です。商品はほとんど同じ穴あきパンにソーセージです。

いいんです模倣から始まり取捨選択される訳ですから・・・・

Nicola Conte "Love&Revolution"



下り坂の天気を尻目にこんな爽やかな音楽はいかがですか?

ニコラ・コンテの最新作!! 彼のスタジオは海の目の前にあるそうです。

リグーリアの美しい海岸線と地中海の柔らかな陽光をイメージして下さい!!

憂鬱な気分もすっと飛んでいきます・・・・・

ガブリエル・タルド Jean‐Gabriel de Tarde

ジャージャー麺を作りながら昔のことを思い出していた。

父が足尾に窯を持っていた頃、釉薬の本(当時は専門書が少なく丸善まで出掛けて買ってきた)を見ている父に向かって、「天才は本なんか見ないんだよ、偶然できる変化が国宝級の焼き物をつくるんじゃないの」みたいなことを言った記憶がある。

すると父は「偶然なんかじゃない、全てのことは能動的、受動的にかかわらず「模倣」よって出来るものなんだ。フランスの学者も言っている・・・」たぶんこんな事を言っていたのだろう・・・

それから10年近くたって、大学で社会学をかじった時にこの「模倣」に出会った。当時まだ部分訳のものにしかなく、概要を垣間見ただけだった。もちろん深く理解は出来なかった。だってこのダルドかなりマイナー。

そうこうして今に至った。数日前にこのダルドの新訳が出ていることを知った。パラパラとめくってみたが中々手ごわい、こういう時は解説本もあると有難い。早速購入。

解説本を見ていると何故ダルドがその部分に固執したのか、当時のパリの状況や置かれている立場などなるほど分かりやすい。

発明も模倣であり、原初的な発明などありえない。社会はこの模倣という言葉を嫌う、自由は大丈夫だ。ならば自由の模倣はどうなんだ。社会が最適解を求めて取捨選択する行為こそ模倣である。その時代に最適な規範の模倣である。

ドゥールズによって最前列に引き出されたダルド、今日に何を啓示してくれるのかしばらく読書が続く。


炸醤麺 ジャージャー麺 

明日から天気は下り坂、やることが満載です。風通しが悪くなっている庭の手入れをしようと準備して4本手入れを終えたら腰痛になりそうです。仕方ありません残りはプロに任せます。何分腰痛夫婦なものですから・・・・

こんな忙しい夕餉は父が良く作っていたジャージャー麺です。父は大陸に渡って政府の機関員として働いていたようで、馬賊とも銃撃戦をしたことがあるといっていました。おそらくそんな過去から「馬賊戦記」の朽木寒三氏とも交友があったようです。父の一番輝いていた時代だったのでしょう・・・

私の育ったK市には今のような香辛料は無く、赤味噌と胡麻油、唐辛子等で苦労して味付けしていたようです。当時も中華麺ではなくうどんを使っていました。

私も両方試しましたが、うどんの方がさっぱり食べられます。


Lure ベース備品

先日見ている前で少年が40センチ近いアオリイカをルアーで釣っているところを目撃して、20年ぶりにシーバスにハマっていたときのことを思い出しました。

当時は真冬でも河口に入っていましたから・・・・・

そんなことでロッドはシーバス用があります。リールはクラシカルなアブのガルシアがあります。

ラインは使えません。8lbです。アオリイカ用の餌似を4色、シーバス用のリアルミノーを4本購入しました。

全てベースの備品で行った人が自由に使えるように置いておきます。

そういえばスタッフのT氏の昔はバスにハマっていたのでした・・・・

カッティングエッジ N.Y

スモールラグジェアリーの手本としてアマンリゾートやスプレンディドを取り上げたばかりですが、人生と同じホテルも休息と覚醒が必要です。

覚醒と言えばやはりNYです。我が社のT女史はTVドラマ「セックス&ザ・シティ」の大ファンだそうですが、ドラマさながらのカッコいい街です。

フィリップスタルクが手掛けてメルクマーク的存在だったロイヤルトンも若手建築家チーム、ローマン&ウィリアムズによって大幅にリノベートされNYの時間の速さを感じさせます。

さらにイーストサイドで老舗のマークもフランス人デザイナーによって改修され、ジャンジョルジュによってレストランは監修されました。

そんな中、最も耳目を集めているのがエースホテルニューヨークとザ・スタンダードホテルニューヨークです。どちらも週末になるとクラブのラウンジ宜しく宿泊客以外でごったがえしています。



さらに元印刷工場をホテルにしたインクフォーティエイトホテルはレストランに「プリント」「プレス」という名前のつけようです。

船乗り専用の宿をリノベーションしたザジェーンは映画「バートン・フィンク」をイメージしています。

内部から進化している街がNYです。

80年まで使われていた高架線の荒れ地を公園をつくり、南端にはホイットニー美術館をつくるなどしていますから見どころ満載です。それにどこかの国のように、保身を考えて都市計画をしていません。どうしたら市民が気持よいのかそちらの方を優先して考えています。日本だったら浮浪者が寝泊まりするからベンチは寝られないように仕切りが付けられていたりします。まったく本末転倒の例えです。愚痴ってしまいました・・・・

古い廃線の建物は映画「ボーンコレクター」の舞台のようですね・・







休息と覚醒どちらも生きるために必要なものです・・・・