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2011年8月31日水曜日

小麦文化県 スナックの焼うどん

隣の長野県と違って群馬県は小麦の作付や収穫が多いのです。裏を返せば長野ほど山がちでもなく、埼玉や茨城のようにお米が取れないということになります。

収穫量は全国4位です。

どうりでひもかわうどんというぺらぺらのうどん、焼きまんじゅう、ぎゅうてんの類は全て小麦が原料です。特に東毛地区にはこの手のローカルフードが蔓延っています。

あのあたりでは場末のスナックに行くと必ずと言っていいほどおつまみに焼うどんがありました。おつまみにですよ。味付けは醤油とソースの両方があったと記憶していますが、とにかく青海苔、紅生姜たっぷりの飾り付けはおかしな位に他のローカルフードと似ています。

群馬で麺類と言えばうどんです。東京に出てきてこんなに美味しいお蕎麦があることに驚きました。

しかし時折り無性にこのB級まっしぐらのローカルフードが食べたくなるのです。えっ??昨日もソースかつ丼で十分にローカル???そうでした息子は普通に食べていますが、普通の家ではソースかつ丼出ないかもしれません・・・・・悪しからずでした・・・・

クレジットカードのお話



お金の話は無粋ですが、私のお金の使い方についてそっとお教えいたします。

私は22歳の頃、丸井で買い物をクレジットカードで分割購入しました。当時引越しやら、職場異動やらで月々の支払いを忘れた事があります。13000円の支払いを2カ月滞納してその後7年間カードを作れなかった苦い経験があるのです(もっとも作れなかったのは某国内信販系のみ流通系カードは強制的に加入させられた)

その経験からか、その後一度も遅延もありませんしリボ払いは一切したことがありません。

今はどんなお店でも自店のクレジットカードを薦めますが、あまりに多くなりすぎると管理が出来ません。私の場合には海外での利用も多く、限度額が小さいのも困りものです。会社の備品の購入にもカードを使う機会も多いのが実情です。

ダイナースは富士銀行の頃より利用し、現在はブラックです。ご存じのようにブラックは年会費が高く、それなりの利用をすることが所有する前提です。しかし、ダイナースと私は相性が良いようで、シティバンクになりサービスがどうなるか心配していたのてすが、今回は1年分の会費がサービスになりました。ラッキーです。

さらにこのブラックにはクラスワンというHISのサービスも附帯しました(通常は1年間80万以上のHISの利用が前提となる)これを利用すると空港から手ぶらで帰ってこられます。

またハーツレンタカーのNO1ゴールドも無料です。長い列で順番待ちをせずにさっと手続きが終わります(このカウンターのないハーツもある。カフルイはあります)

さらにコナミスポーツの法人会員です。年会費を払わなくても月単位でも一回ごとでも利用できます。

私は十数年セントラルスポーツに加入していたのですが、使わない時は使わないので、1年に4.5回という年もあったほどでした。その後市が尾のメガロスに変更したのですが、ここは駐車場が少なく、待ち時間をして駐車場に入れる始末です。

高いので当たり前と言えば当たり前ですが、それなりの理由もあるようです。

我が家ではガソリンは月に4.5万使うのでリッターあたり4~5円ガソリンが安くなる、エネオスカードは便利です。年会費も千円ちょっとでVISAも付いています。同じくVISAのついているユナイテッドのマイレージカードは来年退会する予定です(こちらは年会費五千円とちょっとで自動的にマイルがたまり失効しませんが、肝心のUA自体マイルが使えません)

三越カードは年会費無料なので入っていますが、ほとんど使わず海外でのMASTER使用時の補償のようなものです。

一番大切なのはこれらのカードの使用額と日別明細書を現金出納とともに記載し、管理していることです。

ケチは一日にしてならずのお話でした(笑)

小説神髄 小説を書くということ

村上春樹氏の小説は世界中の国で翻訳出版され読まれているのに対して、日本人の愛してやまない司馬遼太郎氏のものは翻訳さえほとんどなされていないと以前書きました。

司馬遼太郎氏の小説はいわば歴史を言葉で表現したものです。私たちは体験していない(過去は体験できない)ものを「こうだったのか」と頭の中にしまいこむ作業をする訳です。

私たちは授業で歴史を学びます。だからそこには事前知識と司馬氏の文章が重ねられそれぞれの捉え方が出来る訳です。

しかし外国人の場合は違います。よほど日本の歴史に精通した人ならば別ですが、普通の外国人には難しいのです。

逆の場合もあります。例えば「ツリー・オブ・ライフ」というパルムドールを受賞したショー・ペンとブラッド・ピットの名優二人による映画が公開されていますが、この映画も映像の美しさと演技力は普通の日本人は理解できるのですが、こと受け継がれる何かとしてのキリスト教的世界観に話が及ぶと今一つ実感できないのです。

では村上氏の小説はどうなのでしょう。それは誰もが現実の自分を等身大で「置き換える」ことが出来るのです。誰もが青豆になり、圭吾になれるのです。それは他ならぬ村上春樹氏の抽斗の多さの為せる技なのです。

例えば3号線のすぐ横に建っている西日のあたるマンションのベランダにある鉢植えの木は「ゴムの木」でなければならないのです。ベンシャミンやサボテンでは駄目なのです。こうしたトラップが私たちを村上ワールドに引き込んでいくのでしょう。

つまり抽斗が多ければ多いほどその筆致多くの人の共感を呼びます。

ヘミングウェイが今なお読み継がれているのは、彼の文章は自らが体験してきたその事実だからです。海の描写も釣り上げる記述も彼が全て体験したものをバラバラにして再構築したものなのです。小説と言うミンチにはなっていても本当の肉の集まりです。

春樹氏はきっとものすごく観察力があるのだと思います。それをせっせと自らの抽斗にしまって必要な時に取り出して構築するのです。

小説はあくまで、私小説です。全くのフィクションなど存在しません。自らの体験したことを切り刻んで、再構築するその一言です。

小説の真似ごとをしてみて、小説家とは如何に大変かわかりました。食に関するエッセイ程度ならなんとか出来そうですが、長編となると最初に何を書いたのか忘れてしまいます(笑)

書くと言うことは自らの抽斗をひとつづつ無くしていくことなのです・・・・・・

Capella Hotel&Resorts

北海道出身の友人が(彼もスキーをやる)ニセコアンヌプリに超高級なリゾートを作っている聞きました。建築は安藤忠雄氏とのこと。彼ならば自然と調和した建物を建てるはずです。どこかのマスコミ好き(今日もラジオで出演予定といっていた)のK氏なんかよりずっと良いです(建築家が設計した建物を批評することは、建物を作品としか見ていなくて施主を愚弄しています)

ところでこのリゾートを調べてみるとカペラホテル&リゾートという施設で、既にドイツ、メキシコ、NY、セントーサ(シンガポール)などに建てられています。当初はリノベーションによりものが多かったようですが、新しく作るものはレジデンシャルを備え、タイムシェアと共存させます。

タイムシェアなら建築コストの早期回収が出来る訳ですね。

そしてこのカペラホテル&リゾーツの創業者はリッツカールトンの創立メンバーで、ラテン語で志し、信条、約束を意味する「クレド」の生みの親ことホルスト・シュルツなのです。

これは知りませんでした。

アマンリゾート、ワン&オンリーなどホスピタリティを誇るホテルは多くありますが、どれも小規模です。大規模にチェーン化できるほどホスピタリティに特化しているのはリッツ以外にはないと思います。

NYにもあると聞きます。一度のぞいてみたいものです。

写真はHPよりお借りしました。








呉越同舟 組閣

今回のようにシ首相指名が逆転で決まったのは石橋湛山以来と初めて知りました。ということは今まで出来レースがあまりに多かった???

今回の組閣を見て、みなさんどう思われました。

私は少し驚きました。輿石氏、平野氏を起用するのは党内融和の点で理解します。しかし、もとは同じ派閥で政経塾の後輩、さらに事の顛末に至っては後出しジャンケンの前原さんを登用するとは驚きです。菅さんなら絶対しませんね。辞める前日にそれまで凍結していた某学校の無償化という外交的戦略も加味される政策を全く己の個人的主義主張で進めたのは、イタチの最後っ屁っていうんですよ。

こういった考え方を見ると、己の損得よりどうしたら問題解決を行えるかという実務家という印象を受けます。今までの鳩山さん、菅さんはあまりに理想主義を掲げすぎましたから。

特に沖縄の問題は数十年掛けてほんの少し前進したものを全く白紙にし、事態は膠着してしまいました。理想主義の結末です。

菅さんに至っては己が信用されていないことから、誰も信用できなくなり、目もうつろです。アメリカからの善意の申し入れさえ断ったというのですから、何をかいわんやです。

しかしその民主党以上に断末魔の聞こえるのは自民党です。民主党の支持率が低下しても、支持率は上がらないではないですか。妻を亡くされて可愛そうですが、谷垣さんがテレビに映ればうつるほど敗戦の将が負け惜しみを言っているようにしか聞こえないのは私だけでしょうか。

自民党でテレビに映るのは後は石原さんくらい。彼で選挙は勝てるのでしょうか?

自民党の若手のリベラルな人達は除名されようが、この国の為になるならば与野党関係なく、法案を議論し、政策実行するべきです。そのような人達を除名するようなら自民党は解党です。もっともそういう人達を受け入れる寛容さと慈愛が与党に求められるのは言うまでもありません。

マスコミは「急げ、急げ」と言います。そうでしょうか。急げという言葉の裏側に「そんなに慎重に議論する必要は無い」というメタファーが含まれているものです。それでは困ります。時間をかけるものは例え緊急時でもしっかり議論し、すぐに進められるものと峻別していく必要があります。

呉越同舟をやってのけたのですから、大きな国の将来を示して下さい。

それにしても「どじょう」と野田さんが言ったからといって、下町のどじょうやを取材するNHKのアンチョコさはどうにかなりませんかね(笑)