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2011年11月18日金曜日

ファイナルディナー

今回はサンドピープルにて大変収穫が多く、お店の人に「昨日も来たわね、ラウンドアップ」と言われました。



そんな夕餉はタイムズでカリフォルニアロールとピリ辛のポケに味噌汁です。

合わせるワインはもちろんラ・クレマです。

借りてきて見た「DREAMER」という映画はダコタ・ファニングに父親役でカート・ラッセルの動物と子供というずるい展開の映画です。

シービスケット以来の「馬」物語です。

同期がクレインで乗馬を初めて昨年は馬事公苑で入賞したと聞きました。彼がその時話していた映画がこれだったようです。

ラ・クレマは1本空きました。恐ろしい荷づくりが待っています・・・・・・・

The Economist  Europe’s rescue plan

フランスやドイツのギリシャ危機への対応に比較的温厚だった米紙の論調が変わってきました。



この表紙絵を見る限りユーロという巨大船の沈没は免れようもなく、加盟国が脱出船に乗り込む様子からも分かるように危機の温床は根深く、枠組みそのものの構造的問題を指摘しています。

やはり日本を出るとこうした海外のマスコミの論調は顕著に感じます。

さらに日本のオリンパスの問題も日本で報道されている以上に根深い問題だと指摘しています。

ブラックマーケットとの関連は日本では報道されていませんが、ここには指摘されています。

人種差別 中流意識

今ここウェスティンカアナパリリゾートのプールサイドで憤慨している妻に私の意見を述べた所です。

今回のマウイは17年通い続けている中で一番日本人に合わなかった気がします。

ワイキキには日本人は多少居ましたが、免税店もブランドショップもそんなに賑わっていませんでした。

マウイに来るとウェスティンホテルで多少の日本人を見かけましたが、ここでは今日は一人とも出会っていません。

私たちがタオルをもらう時に男の子が日本人を揶揄するような事を言っていたというのです。

私は相変わらず鈍感なので気にしていませんが、そもそもここウェスティンはアメリカ人の中産階級の人が多く泊まっているようです。

新聞で一番売れているのがUSA TODAYですから。

読んでいる本もミステリーやロマンスがほとんどです。

妻は人種差別に対して怒りを覚えているようですが、我々日本人とて日本でフィリピン人や中国人、韓国人を差別的にみている人を多く見かけます。

さらにリッツやカパルアではそのような事は無いといいますが、彼らは表面上無差別主義者のような顔をしていますが、ビジネスや厳しい競争の中では圧倒的優位を保ちます。アングロサクソンの原理です。事実、F1で日本が有利になるとレギュレーションを変えたり、つまりルール自体を作ってしまうのです。企業も個人もこれには太刀打ちできません。圧倒的だからです。

そう考えると集団の中に少数の異種が存在するとき集団は異種を排除しようと働きます。一方、異種が増えすぎると面と向かって抵抗できなくなるのです。生体反応のようでもあります。

マウイの開発は大変難しいと聞いたことがあります。日本人で先鞭した人も知っていますが、ここの開発にしても雇用の確保と多額の献金が必要であり、ルールは既に定められているのです。

先程失礼なことを言った若者もおそらく隣のマリオット同様、過酷な労働としてのオペーレーションを委託されている部外の人ではないかと思います。

同じアジア人を差別する日本人同様、彼らは日本人を知らないのです。中産階級とは言わば使われやすい言葉ですが、インテリジェンスを他人に委ね、大多数として行動する集団の事です。

だから私はみかけ倒しの親切よりも中産階級の生々しい生活感のほうがかえって安心出来ます。

上流階級の仲間入りをしたいならその集団としてふさわしいペイを払わなければなりません。

どうみてももったいないから私はこれで良いのです。

差別なんてどこの国でもあります。何故なら一人一人は皆違うからです。1羽一絡げはよくありません・・・