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2012年1月10日火曜日

エクステンションバルブ

私のライトウェイトスタンダードGⅢは口径の太いエクステンションバルブは装着できません。

今付けているのはパナレーサーです。先日、空気漏れが上部から起きていると思いパナレーサーに連絡したところ空気漏れの原因は下のOリングの破損だろうということでOリングを送ってもらいました。

タイヤ側を押しながら反対の手で回しこむと空気漏れが止まりました。Oリングの破損で上部から漏れるようです。

しかし、強く回すとOリングが破損してしまいます。エクステンションバルブの構造をもう少し工夫してもらいたいものです。


開拓者たち  満蒙開拓団

NHKで毎週日曜に放送している「開拓者たち」を観ています。

祖母が語っていた引き揚げの労苦とあまりに同じシーンなので涙なくして観られません。

農業に適した黒土が、逃げる時には泥炭となり、ズブズブ嵌ってひどく苦労した様子など話そのものです。

河を渡る時に子供を流した人、自ら流れて行った老人・・・平和の今の日本には考えられないこんなことがつい数十年前に実際に起きていたのです。

国策と言う愚策のため、多くの日本人は一口ではいえない苦労をさせられました。

祖母が言っていたように婦女子は髪を切り、顔に炭泥を塗り、汚い恰好をして逃げたと言っていた通りです。

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閑話休題

大学生のときに教職をとり自分は先生になるものと思っていたある夏。

郷里の学校で某教師が、私に君もこちらに来たら組合に入るように強く勧められました。

教育に高い志しを持っていた若者はそこで挫折します。自分たちのことばかり考えているそんな教師に怒りを覚えたものです。それ以来あの組合は大嫌いです。

祖母たちは自分に与えられた運命をただ黙って受け入れたのです。それなのにこの人たちは・・・・

平和ボケという言葉があります。違います。その人達は余裕があるのです。そんな詭弁は切羽詰まった状況ではまかり通りません。生きることが最優先だからです。

祖父はシベリアの抑留生活の末、病死しました。五万人の死者の一人です。

予定調和

断っておきます。ライプニッツのモナド論ではありません。一般的に用いられる予定調和とはあることが大体予想できる場合のことです。水戸黄門様が悪党を懲らしめるあの場合のようなことです。

何でこんな事考えたかと言うと、お正月に観ていた某テレビ局の対談の中で私などよりずっと若い人が、年金問題を熱く語っているのでした。

さらに原発の後、食料品を買う若い母親に原発の放射線の事をアナウンサーが訪ねると、みんな決まって東北産の食品を嫌悪する画像が流されていました。

この二つに共通する私の違和感は何だったのか?

分かりました、私は一度も年金の事も、放射能の事も真剣に考えた事が無かったのです。

シジイだから仕方ない、確かにそうかもしれません。

しかし、年金なんてどうせ貰えないだろうと思っているし、年金に寄りかからねばやっていけぬ老後など糞くらえと思っている訳ですから仕方ありません。

何故、若いのにみんな平均的答えを好むのでしょう。そう予定調和です。

世の中、マスコミや政治家のいうように未来は思うようになりません。不確実なものです。

病気や怪我も予定調和のようには行きません。いつ、我が身や家族に起こるかもしれないのです。

子供は小さいから放射能の影響を与えたくないと毎日ガイガーカウンターを計測している人の映像を見ると、心底ぞっとします。

人間の運命とはまさに神のみぞ知るです。ビートルズのLet it be・・・・そうです。なすがままです。