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2012年4月5日木曜日

微入り細を穿つ to go into the munutes detail

プレーヤーその1 
 プレーヤーその2 DECCA
 プレーヤーその3 
 謎の箱 手製のクロック 

懐かしい荒井由実のアルバム  実家は今も呉服屋さん・・・

すごい機械・・名前だけは知っていた・・・・

JBLのスピーカー  もう一つはタンノイの特別なスピーカー


自宅が専門誌に掲載されたページ


羨ましくなるレコードの品々



私には年上の友人が数名います。Rパパも犬を通して知り合いになった一人です。

Rパパは今でも東大入学者を多く輩出している東大寺学園から文一に入り、昨年、定年しましたが、再度、母校の違う学部に入学しまた学び始めた勉強する事が大好きな方です。

その知識教養たるや驚くものですが、そんな先輩達に共通しているのは若いということです。

単純に見た目が若いということではありません。考え方が錆びついてない、いや錆びついていないどころか私達の年代より広角な視野を持ちフレキシブルなのです。

私にも東大出身者の知り合いは数名おりますが、Rパパが大学に入ったのはまさに丸山眞男先生の全盛期の頃です。そしてその後の安保運動と丸山バッシングを冷静に現場で観てきているのです。点ではなくバンド(帯)としての理解です。

Rパパの音楽はこれまた守備範囲が広く、主に聞くクラシックにはじまりジャズ、しいてはユーミンや石原裕次郎まで多彩です。

私にはオーディオの事は全くの素人で分かりませんが、ひとつ印象に残ったのは「色々な機材のバランスが大切」というものです。ひとつの機材が10あるうちの8の力を持っていても、他が3なら8の力は出せないのだと、そう組織や経営とも似通っています。

デジタルをアナログに変換したり、周波数を合わせたり、良い音を出すために真剣な眼差しで操作する姿は失礼ながら本当に子供のようです。でも若い人でも年配者でもこの子供心のないひとは魅力を感じません。


私が思うネットワークはこうした年齢、性別、職業、価値観の違う人間が「尊敬」という一言で互いに意見を言い合い、刺激するそんな結合力が目指したいものです。

夜遅くまでお邪魔して、美味しい手料理も戴きました。うどんすきの鍋も美美卯の鍋と同じもので、中に入る魚もサワラで同じでしたが、こちらの方が身も厚く柔らかく今まで食べたどんなサワラより美味しかったです。サワラはと書きます。まさに春の魚なのです。

頭書の言葉通り、考え方、情報の習得の方法、ネットワークどれをとっても私はとうてい及ばぬどころか比較の対象にもなりませんが、そんな先輩に「驥尾に付す」事で少しは私も近づきたいと思います。

一緒に話した、村上春樹論やサントリー広告部の人達の事、またたく間に夜は更け、ワインが3本も空になっていました。

素敵な春の夜でした。