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2013年2月14日木曜日

玉子 三橋農園 伊勢原


玉子 三橋農園 伊勢原

卵料理の上手な女性は男性を惹きつけると何かの本に出ていた。本を持ち出すまでもなく世の男性の多くは玉子好きである。かくいう私も玉子とピーマンの醤油炒めがあれば他は何も要らない。嘘。

以前もブログでちょこっと紹介したのが、そんな玉子好きの私が一押しする伊勢原の三橋農園の玉子である。朝一番に行かなければ買えないのであるが。

生玉子用として売られているブランド玉子の中には普通の倍も3倍もするものもある。食べてみるとあれっと思うものもあり、ここより美味しいと感じたことはない。もっとも始めはどんなに新鮮でも、食卓にのぼるまでには時間は掛るだろうし、高ければ中々売れないということもある。

そこへいくとここでしか買えないこの玉子は新鮮の折り紙保証付きである。そして価格がまた嬉しい。スーパーの生卵の価格とさして差が無いのである。生玉子用の醤油と言うものも売られているが私は生玉子には切れ味のヤマサより少し田舎っぽいキッコーマンが合うと思う。もっと甘みが欲しければたまり醤油もよかろうが、私はキッコーマンの丸大豆醤油の封を切りたての物と決めている。何故なら醤油は封を切るとすぐに風味が損なわれてしまう。玉子と一緒だ。

難点なのが伊勢原まで行かなければならない。車だと厚木まで東名で走ってから下に降りる。当然高速料金が掛ってくるわけだ。それにガソリンも掛る。なんだ結局、高いじゃないかと言うなかれ、新鮮さは保障されているのだから。それとそんな考えが脳裏にあるとつい買い過ぎてしまう。すると何日かして玉子の新鮮さは失われ本末転倒となってしまう。新鮮なうちに食べられる分を買うのが宜しい。





Diversity

ロサンゼルスを訪問して驚いたのは12年前と比較して、どの場所も安全になっているということだ。

もっとも今でも深夜や女性の独り歩きは危険極まりないが、こと昼間に限ってはそんなことはなかった。

景気が良くなると街は安全になるというが、今のアメリカが本当に景気が良いとは言い難い。

ロサンゼルスに暮らす二人の日本人男性に話を伺ったところ、二人とも異口同音に「珍しくなくなったから」という言葉を聞いた。

1992年に起こったロス暴動のその根源は人種間軋轢であることは明白だった。

その直後に訪れた私達は言わば同類のアジア人として見られていたのだろう。差別や攻撃的な人達に何回も遭遇した。

当時も今も一部のアングロサクソンの人達は言葉にしないまでも、決定的人種的偏見を持っている。

ところがアメリカという国は他の国の民族を取り入れることによつて成長している。ニューヨークが人種の坩堝として教科書に掲載されている通りである。

アメリカと言う国はこの”Divesity”こそが生命線なのであり、一部の人達の偏見や優位性を除いてマスとしてはこの特徴を受け入れているのではないだろうか。

それが彼らの「珍しく無くなった」という言葉の意味ではないだろうか。

片や我が国はどうだろう。

人工減少高齢社会と誰もが知りながら、この”Diversity”を受け容れたがらない。

フィリピンやマレーシアに厚生労働省が介護や看護の分野の門戸を開いたと言っても、実際には言葉の壁や官庁の横並びの弊害により、多様性には程遠いのが現状である。

こんなことを嘆いていたら、良い本が見つかった。

鈴木 鍵氏の「なめらかな社会とその敵」である。

本の内容については内田 樹氏が紹介しているのでそちらを参考にされたし、鈴木氏はサルガッソーという会社も運営している。サルガッソーをご存じの方なら著者の慧眼はお分かりのはず。

 
 
 
 

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